悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん


FCで発売された、ドラキュラシリーズのデフォルメ版の続編。

吊り天井で一発死が無くなったり、間口が広くなったのだが、
その実結構硬派で、見た目とは裏腹にアクションゲームとしても結構やりごたえのある
面白いゲームである(昔のコナミはアクションゲームも得意分野だったな、こうしてみると)

さて、続編のGB版であるが、続編とはいいつつも、FC版のステージ構成を微妙に変えた程度に留まっている。

だが、GBのスペック上難しいステージは省かれたり、別のステージに差し替えられているなど
どうにもパワーダウンした感が否めない。
FCのステージギミックはどれも秀逸だっただけに、これは残念だ。
案の定、GB版のオリジナルステージは、地味で面白味に欠ける。

ステージを進めるごとに新たなアクションを習得していくのは本作も変わらないのだが、
続編であるため、思い出すという格好を取っている。これは、ちょっと見苦しい。
ステージを使い回しているなら敢えて続編に拘る必要も無かったように思う。

ただ、音楽に関しては頑張っている。
確かFC版はFM音源を積んでいたと思ったのだが、GBでもクオリティを損なっていない点は評価出来る。
裏技でサウンドテストまで出来るのだから親切極まりない。

俺の最も好きだった上方向への高速スクロールステージもちゃんと入っているのは良かったと思う。
でも、ラスボス戦が地味になった印象が残念。

やはり、白黒というのはそれだけで非常に不利(中身がたいした変わっていないため)で、
GBではなくFCで正統な続編が遊びたかった。




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