対応機種 | スーパーファミコン |
発売日 | 1991/10/31 |
価格 | 8800円 |
発売元 | コナミ |
オーソドックスなジャンプアクション、西洋ホラーの重厚な雰囲気が特徴的な悪魔城ドラキュラのSFC版である。
スーパーファミコンの性能を得て、パワーアップして新登場。
とにかくこのゲーム、ゲームバランスやギミック構成が無茶苦茶良い。難しすぎず、簡単すぎずという絶妙の位置にあり、何回でも遊びたくなるのである。
ドラキュラシリーズは、やや難易度が高めの傾向があったが、今作に限っては、ちょっとアクションが苦手な人でもしっかりクリア出来る程度に抑えられ、
かといって、緊張感が抜けてしまったわけでもない。
ここら辺はさすが老舗ゲームメーカーの底力といったところだろう。キャラクタの操作性能も向上し、敷居が下がっているのも要因の一つか。
絵も綺麗、中身も良いという隙のない出来映えで、文句の付け所が無い。
回転拡大縮小機能を積極的に活用しており、目新しい演出に目を奪われる。ただ使っているだけでなく、ゲームとして機能している点も評価出来る。
プレイヤーのムチを振り回したり、特定のブロックにムチを絡ませてぶら下がるという新アクションも追加され、自由度を広げている。
また、グラフィックも従来のおどろおどろしい雰囲気を醸し出したドット絵で、美しいという他無い。
同時にBGMも、さすがコナミの強みだけあって、独特の音色が雰囲気を盛り上げる。
容量の大きさも生かして、ゲームボリュームもなかなか多く、長く遊べるゲームとなっている。
ディスク版のようにセーブ機能はないが、パスワードコンティニューが採用されている。
何か特別なことをしていなくとも、基本がしっかり作り込まれているゲームは、マンネリを感じずに楽しめる。そこで結論。
2Dアクション傑作の一つ。これは要チェックだ。