対応機種 | Xbox360(XboxLIVE arcade) |
発売日 | 2008/12/03 |
価格 | 1200マイクロソフトポイント |
発売元 | マイクロソフト |
ニンテンドウ64用に発売されていた「バンジョーとカズーイの大冒険」を、XboxLIVE arcadeへ移植。
新作「バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦」の発売に合わせたものと思われる。
ニンテンドウ64に比べ、当然処理能力が上がっているため、解像度が高いことや、スペックの向上によって、鮮明な画像でプレイが出来る。
グラフィック描画は見違えるほど綺麗に(ただし元データは流用しているので限度はある)、フレームレートなどの処理が高速化され、スムースに処理されるようになった。
ゲーム内容は基本的に同じ。Xbox360に合わせて、主に操作形態について仕様変更が行われている程度。
視点操作もスティックで行えるようになったので、より精密にカメラの操作ができる点が挙げられる。
ま、元々ニンテンドウ64でも高い完成度を誇っていたが。
オリジナル版では、続編を意識した伏線が用意されていたが(結局、続編が発売された物の消化不良になってしまっていた)、その辺の要素が大幅に変更され、
新作の「ガレージ大作戦」とのタイアップを強調したようなものに変更されている。
こちらでそれらの特定アイテムを集めることで、「ガレージ大作戦」で使えるアイテムが増える等。
それに伴って、エンディングのテキストが、変更されている。主に新作版を宣伝するような内容になっている。
ネットワークランキングにも対応し、ゲーム全般通したフルコンプリートやステージごとにジグソーパズルをコンプリートした時間の速さをランキングで競うといった対応をしている。
ゲームに直接関わるおおきな変更点としては、音符(スーパーマリオ64で言うコイン)が、一度取った分は記録されるようになったこと。従来は、音符取得ハイスコアという概念で作られており、ワンミスすることで音符を集め直さなければならなかった。
これにより、ゲーム難易度は著しく下がったと言えよう。聞こえが悪いかもしれないが、良い改善点ではないだろうか。
勿論、実績機能にも対応しており、特定の条件を満たすことで実績が取得出来る要素も付けられている。
なお、本来では任天堂のロゴや、ゲームボーイが演出で出てくるような問題あるシーンは、全てカットされている。
これに伴ってゲーム性が大幅に変わるというようなことは無い。
不満点としては、右スティックで視点操作をおこなうが、操作方法をノーマルとリバースで切り替えられれば良かった。
続編が配信される計画もあるらしく、そちらの方も期待したい。
また、「バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦」の初回封入特典として、このゲームの無料ダウンロードコードが付いてくるという太っ腹さも見せる。素晴らしい。そこで結論。
微妙な古くささや、一部のインターフェイスに違和感は残るが、移植度は高い。新作に興味を持った人は先に遊ぶべし。