対応機種 | PCエンジン(Huカード) |
発売日 | 1992/12/11 |
価格 | 6500円 |
発売元 | ハドソン |
爆弾を武器に戦うパズルアクションで有名なボンバーマンであるが、これはPCエンジンで発売された作品の第二弾。
前作では、最大5人同時対戦プレイのモードを搭載したことが高く評価され、非常に話題になった。
この対戦モードが従来のモードとは比較にならないほどとにかく面白く、今回は新たにCPUを対戦に加えることが可能となった。
これで対戦相手がいない人でも「マルチタップが接続されていません」の画面に悩まされることなく
一人でも遊べるという、さりげないながらも実は凄い進歩である。
対戦のマップも、何も無いシンプルなマップだけでなく、ベルトコンベアーやワープなどの仕掛けを加え風景も違う
全10ステージが用意され、かなり遊べるようになった。
新アイテムに爆弾を蹴ることが出来る「キック」が追加され、さらに面白くパワーアップしている。
勿論従来のステージクリア型のモードもあるのだが、ボンバーマンといえば
緑色の床の上に無機質に配置された白いブロックがお決まりの風景で、この代わり映えのしないマップを
延々とクリアしていく寂しいものだったが、さすがにこの辺は改良が加えられていて、
エリアごとにジャングルや砂漠と移り変わっていき、地形もステージごとに若干ながら変化させていたり、飽きさせない工夫を色々入れており、
各エリアの最後にはボス戦が待っているなど結構な盛り上がりを見せ、楽しく遊べる。
コミカルな動きをする敵キャラクターや軽妙な音楽など、全体的に高いクオリティーでまとまっており、
定番もののネームバリューだけに頼ってばかりでなく、非常に丁寧に作っている。この辺りは、高く評価出来る。
ただ、終盤のボスがやや強く難しい気がするのと、マップ構成にもっと面白いものが見たかった。
とはいえ、ここまでの進歩だけで十分といえよう。
さらに面白くパワーアップした対戦など、ボンバーマンは着実に進化した!文句なしの良作!