対応機種 | ニンテンドーDS |
発売日 | 2005/12/29 |
価格 | 2800円 |
発売元 | 任天堂 |
テレビ番組で続々取り上げられ、脳トレという一大ブームを巻き起こした「脳を鍛える大人のDSトレーニング」に早くも続編が登場。
全て新しくリニューアルされた脳トレゲームの出来映えは!?
タッチジェネレーションという、任天堂のねらいとする、「ゲームを遊ばない層」にまでゲームプレイの機会を与えようというプロジェクトの元、
ゲームとは言えないゲームを次々と売り出していったが、中でも大成功を収めたのがこの「脳トレ」である。
そして、早速その好評ぶりに答える形で、ミニゲームを刷新した本作が発売された。
基本的なゲーム内容(インターフェイス、プログラミング)に違いは無いが、ミニゲームの種類が増えたり、裏技が仕込まれたり、色々些細なところがパワーアップしている。
読み書きを認識するDSの機能を生かした入力インターフェイスが特徴的であったが、今回は漢字も認識するようになり、いっそうグレードアップした。
汚く書いた崩れ字でも、書き順があっていれば結構認識してくれる。
逆に、類似語と誤読してしまうこともたまにある。
どうも、内部的には、全ての漢字から認識するのではなくて、問題とそれに対する答えで、認識する漢字をグループ分けしているのではないかと思う。
この問題はグループBの漢字が答えだから、Bタイプの漢字から認識するようにしているなど。
脳年齢チェックは、前作と比べ測定がぶれることが減った。きちんと、多角的なミニゲームで組み合わせているからだと思う。
トレーニングのゲームの種類が増えたので、一日で全部やろうとすると結構な時間がかかるようになった(30分程度)。
しかし、根本的な脳トレ効果を出すためのミニゲームなので、やってることは前作と似たり寄ったりである。
前作で直球的なものはやってしまったので、ちょっと変化球的な(敷居が高い)ものが目立つ。
簡単な計算問題が、計算結果から、どの四則演算か書いていく算術記号になっていたり。
隠しモードで、「細菌撲滅」というミニゲームが収録された。
これは昔発売された「ドクターマリオ」のパロディである。
タッチペンでカプセルを操作する以外はほとんど同じだ。
このモードは完全な「息抜き」として収録された物で、脳トレには関係ない。
だが、こういった余裕のある作りが本作の特徴的要素と言える。
ゲーム開始時の教授イベントもバリエーションが豊富になり、「名曲演奏」「聖徳太子」などゲーム内容も変化に富んでいる。
ただ勘違いしてはいけないのは、これはゲームであってゲームでは無い。あまりゲーム的な面白さを期待すると肩すかしを食らう。そこで結論。
ブームに乗った前作の焼き直し。しかしただの焼き直しで終わらないのが任天堂。さすが!