対応機種 | スーパーファミコン |
発売日 | 1992/06/26 |
価格 | 8500円 |
発売元 | タイトー |
ステージを回転させて、ボールをゴールへと導いていくタイトーの業務用ゲームの移植版である。
スーパーファミコンの回転機能を存分に発揮した内容のゲーム。スーパーファミコンでの発売を見越したかのような気さえする(1989稼働なのでさすがにそれは無いが)。
元々のゲーム内容とスーパーファミコンとの相性が良く、再現度はかなり高いうえに、オリジナルステージも大量に追加され、ボリューム的にも申し分ない完成度となっている。
追加ステージでは重力反転したものや、一定の角度しか回転出来ないといったトリッキーな面が増えている。
アーケードでは、パドルコントローラ(アルカノイドの筐体と書けば伝わるだろうか。つまみ式で左右に回して動かすコントローラである)で回転動作をおこなっている。
移植版では、左右それぞれに弱、中、強のボタンをあてがって、なんとかパドルコントローラと遜色ない操縦性を再現しようとしている。
が、実際は十字キーの左、右(それぞれ中回転)だけでも事足りると言える。
タイトー自慢の作曲家集団ZUNTATAのBGMが耳に心地よく、幻想的なグラフィックスがとても良い雰囲気を生んでいる。
難易度もほどよく、何度でも遊びたくなるゲームだ。そこで結論。
素朴かつシンプルで面白い。これぞタイトーの業務用ゲームの見本とも言える作品だ。