シドとチョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮DS+


対応機種ニンテンドーDS
発売日2008/10/30
価格4800円
発売元スクウェアエニックス

(c)2007 2008 SQUARE ENIX / h.a.n.d.
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Wiiで発売されていた「チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮」のDS移植版。
タイトルにプラスと付いているだけあって、独自の追加要素が盛り込まれている。

随分と移植が早い。Wiiで思うように売れなかったことを考えて、早い段階から準備していたのだろうか?

移植に際しての変更点は、イベントをリアルタイムムービーで見せていた部分が、スペック上出来ないので、一枚絵+テキスト+ボイスという形式だ。
圧縮ムービーもあるが、オープニングだけ。とほほー。
Wii版では、かなりドラマティックな演出で見せていたが、DS版では、あまりにもあっさりしすぎていて、印象に残らない。もっと凝って欲しかった。

DSの2画面の特性を生かして、上画面に詳細なステータスとログウィンドウ、下画面に操作画面と、一覧性に優れた画面構成にしている。
ただ残念なことにDS版でも、レーダーマップが見づらい。設定で変更出来るからまだいいのだけど。
またメニュー周りのレスポンスが悪く、操作性に関してはあまり褒められた出来ではない。ある程度慣れでフォロー出来るぐらいのものではあるけども。

Wiiでは、ラファエロというキャラの演技がひどいと書いた。今回は別の人間を立てているせいなのか、演技に問題を感じられなかった。
そのほかにも、新録したっぽい部分も見受けられる。
しかし、DSの容量の関係上、音声で喋る台詞の部分は減らされている。

グラフィックは、マップがプリレンダCGでキャラクタがポリゴンという格好だ。
どうせならキャラクタも無理矢理ポリゴンにしないで、ドットで良かった気がする。はっきりいって記号的な面から見れば、わかりにくい。

喋っているキャラのメッセージウィンドウの横に顔グラフィックが表示されるが、イラストのタッチってこんな感じだったっけ?画風がまた変わった?

町のマップ仕様が変更され、広々とした3Dフィールドを歩かされることなく、1画面に収められた全景からシンボルの場所にチョコボを移動させて入るという仕組みに変わった。
このおかげで、かなり快適性が増している。

色々追加されているが、目を引く部分が、シドの視点で遊べる、シドベンチャーというモードである。タイトルに「シドの」と追記されているのは、この新要素のためだ。
銃を使って戦うキャラで、ダンジョンで手に入る素材を集めることで、装備品を強化していくなど、差別化を図っている。
また、シドのダンジョンでは、一度外に出るとレベルが1に戻されてしまう。しかし装備品は残るので、難易度としてはそれほど高いというほどではない。

Wii版と色々となんか違うな…と思っていたが、やはり細かい箇所で仕様変更などをおこなうことでバランス調整をしているようだ。
ダンジョンやジョブが追加されたり、ハードモードが追加されるなど、ゲーム内容的に一回り大きくなって移植されている感じだ。かわりに、なくなってしまったものもある。

すっかりおなじみになった、ポップアップデュエルというカードゲームバトルは、この後発売される「チョコボと魔法の絵本 魔女と少女と5人の勇者」に収録予定の新バージョンに切り替わっている。
当然、対応しているWi-Fi対戦も、新作の方とマッチングされるようになっている。まっ、ちょっとしたサービスだろう。

変更点を軽く指摘していったが、ゲーム的にはWii版とほとんど変わりない。ただし、物語をがっつり楽しみたい場合はWii版を敢えて選ぶ方が賢明かも。そこで結論。

Wiiを持ってない人で興味あった人なら買い。





[2008/11/11]
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