チョコボと魔法の絵本 魔女と少女と5人の勇者


対応機種ニンテンドーDS
発売日2008/12/11
価格4800円
発売元スクウェアエニックス

(c)2008 SQUARE ENIX / h.a.n.d.
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2006年に発売されたミニゲーム集「チョコボと魔法の絵本」の続編。

基本的にシステムエンジン、ミニゲームもほとんど前作の流用、ただ、プログラム周りは前作より2年経ってこなれてきた感じはする。
ミニゲームに関しては、遊ぶに耐えなかった操作の難しいものは収録からはずされ、バラエティ色や数は乏しくなったものの、ゲームとしてはクオリティの高い物が集まり、グッと引き締まった感じだ。
しかし、息を吹きかけるマイク機能を使ったミニゲームも遊びづらいので無くして欲しかった。

新しくなった物と言えば、ストーリー、舞台など。また、一部の台詞を声優が喋る。
N64「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のように、メッセージ表示と同時に一声はいるのだが、一部の台詞を喋ったりもする。
テンポ良くメッセージスキップしていくと、とぎれなく声が出るような工夫をしているとは思うのだが、どこを喋るのかプレイヤーには事前にわからないので、語尾の方をいきなり喋られたりすると混乱する。
せっかく声優を使っているんだから、容量の都合でボイスは思うように入れられないが、入れられる部分までは入れようという苦心の跡が見受けられる。しかし、見所シーンに絞って喋らせるか、「ゼルダの伝説」のように、全編を声で感情を表現するかどちらかに統一すべきだった。
これだとただテンポを乱しているだけにしか思えない。

今作では新しくプルバックデュエルというミニゲームが一本の柱として追加された。
ようするに、ストーリーの進行にあわせて挿入されるバトルモードである。前作ではポップアップデュエルというカードゲームだった。

バトルフィールドをターン制でお互いがぶつかり合い、時に逃げたりして戦う。ヒットポイントにダメージを与えていくのが基本ルールで、マンネリを防ぐために章ごとにルールを変更する、アビリティシステムなどといった工夫が見られるが、はっきり言ってつまらない。
また、ゲームに不慣れな一番最初のナイツオブラウンドが一番ゲームルールとしてはユーザーに不利な気がするが?これじゃまずいだろう。

普通に新しくなったポップアップデュエルを本編に絡めても良かった気がするが?今回はメインメニューから選べるWi-Fi対戦に限られている(勿論カードは本編をやり込んで集める必要がある)。

ゲーム内容は、終始絵本の世界に入り込んで、話を見ていくタイプ。前作のように、さらわれた仲間を助けるためにフィールドを探し回るようなゲーム性は弱くなってしまった印象があり、ひたすらシナリオを追っていくだけの退屈なものになってしまったように思う。
もちろん、脇道に逸れてみれば、探索要素が全くないというわけでもないのだが...。

この会社お得意のムービーが一切入っていなかったり、低予算で作られたような手抜き感が否めないが、ゲーム的には余計な物やいらないものを徹底的に排除して、全体的にシェイプされ、無駄のない芯の通った作品になっている。
キャラクタは前作やWii「チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮」と同名のキャラが出てくるが、シナリオに関連性は無い。
ファイナルファンタジーシリーズのBGMがアレンジされて入っているのもおなじみだが、そろそろ有名どころは使い尽くしてしまった感じで、ネタ切れ感が否めない。
それにしても「チョコボ」スタッフは、ビッグブリッヂの死闘と「ファイナルファンタジー11」が異様に好きだということが良くわかった。

肝心のミニゲームが全部新しく作られているぐらいの内容の変化があればまだほめれたものだが、この内容では前作の反省点を改善した程度の焼き直しにしか見えない。そこで結論。

前作を遊んでいなかった人なら遊べるか?





[2008/12/14]
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