アーケードで稼働していた、一部で高い人気を得ていた(らしい) シューティングゲームをPC-Eに移植。 開発販売をハドソンが行ったことで、PC-E版発売時にはそこそこ話題になった。 シューティングといえば、戦闘機が画面狭しと動き回り敵機を撃墜していく 硬派なイメージが強い(最近はその限りではないが)が、 そんな中で本作は珍しく主役は竹ぼうきに乗った魔法使いである。 キャラクターデザインは当時のSTGではあまり見たことのないアニメチックなスタイルで 稼働時としては凄く新鮮に映ったのではないかと思う。 主人公はういろうが大好きなちょっとボケボケっとした感じの少女。 こんなキャラをTARAKOに演じさせている辺り、ある意味それだけで最強と言える。 ステージ間のデモシーンでは勿論喋る喋る。 もう、このゲームの見所は彼女ただ一つといってもいいぐらい面白い。 ゲームではういろうを求めてひたすら向かってくる敵を倒しまくる。 ステージ構成もアニメ的で非常にコミカル。 だが、見た目とは裏腹に難易度は結構高い。 横スクロールタイプのSTGで、特にこれといって変わった要素は無い。 PC-EはSTGと相性が良く、目立った処理落ちも無く快適に遊べる。 効果音がやや弱く、ゲーム中にも主人公が喋るのだが声が割れている辺りが 残念だが、当時の技術レベルを考えると十分な範囲だと思う。 続編も発売されていて、確かSSで出ていたはずである(発売元は違うが)