ディシディア ファイナルファンタジー ユニバーサルチューニング


対応機種プレイステーションポータブル
発売日2009/11/01
価格4800円(UMD)/4000円(PlayStation Store)
発売元スクウェアエニックス

(c)2008 2009 SQUARE ENIX
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「ユニバーサルチューニング」などと、かっこつけたネーミングタイトルを付けているが、要するに「インターナショナル」バージョンである。

とうぜん、音声は全て英語音声となっているが、バトル中のかけ声のみ日本音声に切り替えることが出来る。
「インターナショナル」版の(英語ボイスの)需要が薄いことぐらいメーカーもわかっているのである。
しかし、容量の関係上、イベントムービーまではフォローしきれない。しかし、一応海外版ベースだというのにサウンドテストのバトル中のボイス項目で流れるのが日本語音声なのはいかがな物か?(イベントボイスは英語)

元作との違いは、主にキャラクタ性能の再調整がメインである。
だが、こういった対戦ゲームに明確な正解など無い。そんなものがあったら、ゲーム会社は苦労することなくヒット作をガンガン出して儲けているはずだ。
なんとなくという感覚だけで面白い物を作らなければならない。大変な仕事である。「僕の感覚がたまたま当たって受けた」というようなことを「俺の屍を超えていけ」「天外魔境2」を代表作に持つ桝田省治も語っていた。

セーブデータを引き継ぐことも出来る。そのまま全て引き継ぐだけでなく、せっかくの新作ゲームなので、楽しめるよう4つの引き継ぎ方法が用意されている。細かいながらも良い配慮と言える。

自分は、全く引き継がず新規でプレーし直したが、肝心のゲーム内容に関してこれといった違いは感じられなかった。
強いて言えば、細かい部分でのインターフェイスが改善されたぐらい。

ストーリーモードの構成が変わり、使いたくないキャラストーリーはとばして、好きなキャラを使うだけでもエンディングを見られるようになったとか、そのぐらいか。

新モードとして、アーケードモードが追加されていたり、デュアルコロシアムに高難易度モードが付けられるなど、
多くの追加、変更点は、やり込みプレイヤーに配慮した物ばかりだ。

元作の時にも批判したのだが、カメラワークや操作性の悪さ、ストーリーモードの最後のボスの極端なきつさ、一方的な展開になりやすいゲームシステムなど、明らかな不満点を直してもらいたかった(そんなに金かけれなかったんだろうが)。

今の時代であれば、この程度の変更なら、ダウンロード販売を活用し、安価で有料アップデートさせるぐらいが妥当だと思う(勿論旧バージョンも選べるようにしてであるが)。
無理矢理、新作ゲームとして出して販売本数を伸ばそうという魂胆が見え見えだ。いまどきこの程度の内容じゃ買ってはもらえない。内容の割に値段も高い。はっきり言ってベスト化でも十分だろう。そこで結論。

わざわざ買う意義は無い(新規の人もこっち選ぶ必要性が薄い)。





[2009/11/08]
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