対応機種 | スーパーファミコン |
発売日 | 1994/09/30 |
価格 | 12900円 |
発売元 | アテナ |
縦シューティングが作れるツールソフトウェアが、このデザエモンである。
ファミコンでも発売されていたため、本作が2作目。
ハードスペックが向上したことで、出来ることが増えている。
敵キャラや自機のグラフィック、背景を描くうえに、音楽まで作曲出来る。
システム上の制限を付けないように作られており、これは当時としては画期的な路線であった。ツールというよりは、実際に現場の人たちが使う開発機材に近いものを目指している。
ファミコン版ではさすがに本格的なモンを作るには厳しいスペックだったが、スーパーファミコンではかなり色々なことが出来るようになっている。
また、ドットを描くということで、マウスにも対応している。
作れるステージも6ステージまで増えており、ボリュームのあるゲームが作れる。
スタッフが制作したサンプルゲームが一本収録されていて、遊ぶことが出来るが、シューティングゲームとしても、優秀な完成度で、さらにその環境で自作出来るのである。
しかし、優秀な開発ツールという一点では素晴らしいといえるが、素人がゲームを作るにしては、本格的すぎて敷居が非常に高く、その手の情熱を持った人間以外には扱える代物ではない。
インターフェイスをおざなりにしている節があり、「使って覚えて下さい」と言わんばかりの突き放しぶりである。
定められた仕様を超えたゲームを作れるほど融通が利く物ではないが、工夫次第で型破りなゲームも作成可能である。
確かに凄いゲームなんだけど、敷居が高く、一般人がついて行けるゲームではない。そこで結論。
ゲームとして出すには辛いゲーム。