ボードゲームの決定版と言えば、桃鉄と信じて疑わない俺だったが、 アレを越える盛り上がりを見せたのが、このドカポンだった。 これは、本当に面白かった。 一人用となると、ちょっとつまらなそうな感じではあるが、対戦では 間違いなく桃鉄を越える。 RPGの要素を取り入れたボードゲームで、 マスを進めるごとに経験値が手に入ってレベルが上がったり、 新しい魔法や装備品を手に入れたりする。 それで、途中で対戦者とぶつかると、戦いになったりする。 この戦闘は、本物のRPGには到底叶わない簡素な作りだが、ボードゲームとしては十分だった。 タイマン勝負で負ける。めちゃくちゃ悔しい。 桃鉄で妨害カード使われた時や順位が入れ替わった時の比じゃない。 最終的にはお金を一番持っていた人の勝ちだった記憶があるのだが、 もうとにかく何でもあり。 やや操作性が悪いかなとは思ったが許容範囲。 これ、すんごい面白いのに、なんであまり有名にならないんだろうと思う。 PSやGCでも、今も細々と新作が出ていて、結構雑誌にも取り上げられるんだが、 やはり一人プレイがイマイチ面白味に欠けるのが致命的なのだろうか(まぁ実際俺も自分では買ってないわけだし) あと、売れなかった要因の一つとして、キャラクターデザインを柴田亜美にやらせてるのが原因だと思う。 このゲームが出たのが確か1994年で、 柴田亜美の技量も今以上に全然低く、殆どパプワと変わらないシュールな絵。これじゃあ駄目だ。 実際のゲームでは全然絵柄が違うだけに、これはマイナス要素だった。 と、開発側も気付いているのか、PS以降はキャラデザも変わっているし、 最近出たGC版の最新作では、ケロロ軍曹の人に描かせているため、かなりポップな見た目になっている。 また、内容もこの頃に比べかなりてこ入れがされているようだ。