ドラゴンクエスト10 目覚めし五つの種族 オンライン


対応機種Wii U
発売日2013/03/30
価格6980円
発売元スクウェアエニックス

(c)2012 2013 SQUARE ENIX / ARMOR PROJECT / BIRD STUDIO / SUGIYAMA KOBO
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MMORPG「ドラゴンクエスト10」のWii U版。
この項目では、先行して発売されたWii版との違いや、メリットとデメリットについてのみ簡潔に取り上げる。

まず、Wii U版のメリットについて。

ゲーム機本体の性能が上がったことで、グラフィックをHD化。
この辺り、新規の客を当て込んでか、かなり丁寧にグレードアップしており、度々開かれるDQ10公式イベントでも強調されていたが、キャラクターに陰影処理が施されている(光源設定のないマップでは非対応)。
Wii版では何もなかった部分にも、エフェクト処理が付けられて見栄えが良くなっている。

メモリが増えたことで、同時に表示できるキャラクタ数が増えて、処理落ちが格段に減った。
しかし、完全に解消したわけではなく、戦闘中のパーティが密集している時など、コマンド選択にややもたつきが見られる。

解像度が上がって画面が広く使えるようになったため、視界が広くなり、また、各種ウィンドウもWii版より少ない面積で表示され(メニューウィンドウの画面占有率の減少)、快適にプレイできる。
ウリに上げられていたが、マップウィンドウを開いても、画面の1/3程度の大きさで済むため、開いたままでもストレスを感じること無く移動操作できるようになっている。

個人的にはこれはメリットと言えるのか疑問だが、音楽のほぼすべてをオーケストラ化(体感的には汎用的な曲はすべて差し変わっている)。
Wii版の内蔵音源の打ち込みと比べると、明らかに豪華になったのは間違いないのだが、すぎやまこういちも元々ゲーム音楽を意識して作曲しているはずなので、これが必ずしもWii版より優れている点かというと、甚だ疑問だ。
Wii版のBGMと切り替えられるようにしてはじめて、メリットと言える。

これはWii Uならではだが、GamePadに対応しており、遠隔操作が可能な点(GamePadに画面を映してプレイ可能)。
この利点は据え置き型ネットゲーム(MMORPG)という括りから言えば、なかなか画期的と言える。
GamePadでプレイする場合、画面の小ささなどからくる不便さは特に無く、テレビ画面と同様に支障なく遊べる。

GamePadのタッチスクリーンを文字入力に使えることを利点として挙げているが、ここはやはり素直にUSBキーボードを用意したほうが良い。

Wii版の場合、本体の仕様上、別途16G以上のUSBメモリが必要だったが、Wii Uの場合は、本体のみでプレイ可能である。
但し、Wii Uベーシックセットの場合は、内蔵ストレージの容量が足りないため、結局USB対応の記録メディアが必要となってしまう。

次に、デメリットについて。

起動時間が(Wii版と比べると)長い。また、ログアウトした時、Wii版では本体の電源も直接切ることができたが、Wii Uでは仕様上、Wii Uメニューに戻るようになっている(戻ってから電源を落とす必要がある)。

ディスク版とダウンロード版の2種類の購入方法があるが、ディスク版の場合、本体の仕様上、インストール後も、プレイ時にはディスクが必要となる。Wii版では一度インストールしたら、ディスクを入れなくてもプレイできる。

ダウンロード版の場合、仕方がないのだが、データ容量が大きいため、ダウンロードやインストールに非常に時間がかかる。
また、オンラインモードを遊ぶために必要なレジストレーションコードが、専用のページにアクセスしないと手に入らないなど、プレイ手順が少々煩雑でわかりづらくなっている。

Wii版からデータを引き継ぐことができるが、その場合、物理的にどうしようもないのだが、オフラインモードのセーブデータまでは引き継ぐことが出来ない点。

ちょっとこの手のゲームに詳しい人向けにこの部分をクローズアップして解説する(それ以外の人はこの段落は読み飛ばしたほうが良い)。
MMORPGの場合、有効なアカウントを1つ持ってさえいれば、機種(クライアント)が変わっても、そのままプレイできるが、ドラクエ10の場合、複数アカウントのプレイを防止するためか、
機種ごとにアカウントに「クライアント(Wii版、Wii U版)を買った」という意味合いでレジストレーションコードを登録しなければプレイできない仕組みを採用している。
つまり、Wii U版のレジストレーションコードを、初回起動時に登録して「引き継ぐ」行為をしなければ、そのアカウントでは(Wii U版を)プレイできないようになっている。
わかりやすく説明するためにWii→Wii Uのパターンで書いたが、おそらく逆(Wii U→Wii)も登録しないと不可能だと思われる(そんな奇特な人は滅多にいないと思うが)。

なお、ここまで述べたデメリットの中には、Wii Uの本体アップデートによって、改善が見込めるものもある。

このように、当たり前ながらWii U版は、著しくプレイアビリティが向上している。

これからこのゲームを遊ぶ人や、既にWii版を現役で遊び続けている人は、間違いなくWii U版を選んだほうが良い。

特に後者の現役プレイヤーの場合は、Wii U本体を持っていなければ新たに購入しなければならない出費が痛いが、長く遊び続けるつもりなら尚更買い換えたほうが良い。
ちょっと手続きが面倒くさいが、Wii版から遊んでいた人には、半額(3490円)でソフトを買えるサービスもある。

今後このゲームがどのような展開をするかはわからない(任天堂との絡みもあるから、PC版など他プラットフォームへの展開は考えづらいが)。
おそらく今後はWii U版をメインプラットフォームにするだろうと思われる。

さすがにWii版では満足に遊べないようなシステムを組み込むといった無茶なことはやらかさないだろうが、ドラクエ10を長く遊ぶつもりの人ならWii版はWii U版が出るまでのものだったと割りきって、早いうちに買い替え需要に乗ったほうが良い。

なんだか任天堂とスクウェアエニックスの回し者みたいな内容になってしまったが、ここで指摘したことは事実だ。
ゲーム自体の話はWii版の方で述べているので、ここでは触れない(初期バージョンのものに対してになるため現行バージョンと異なる部分もあるが)。そこで結論。

現役プレイヤー並びに新規プレイヤーは問答無用でWii U版。





[2013/04/02]
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