スライムもりもりドラゴンクエスト 衝撃のしっぽ団


対応機種ゲームボーイアドバンス
発売日2003/11/14
価格5800円
発売元スクウェアエニックス

(c)2003 SQUARE ENIX / ARMOR PROJECT / BIRD STUDIO
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ドラクエシリーズのシンボルキャラクターでお馴染みスライムが、とうとう主役の座を獲得。
ドラクエ初のアクションアドベンチャーとなる本作。出来映えや如何に!?

低年齢層向けにキャラクター、世界観をデフォルメされており、ドラクエモンスターズ以上にポップなデザインになっている。
こういう路線は、以前FFでもチョコボを使ってやっていたこともあってか、どーもバチモンなイメージが払拭出来なかったのだが…。

今作は、しっかり監修役で堀井雄二がついているらしく、シナリオもちゃんとドラクエしてるし、音楽もすぎやまこういちが全曲書いているので、
見た目とは裏腹に意外と芯の通ったゲームとなっている。

ゲーム内容は、しっぽ団にさらわれた総勢100匹のスライムを救出すること。
森、火山といったダンジョンにおもむき、仕掛けを解きながら奥にいるボスを倒して次のステージへと進んでいく方式。
まぁ、ゼルダライクなゲームである。ただ、そこまで内容的な深さは無い。軽い作りなので、戸惑うギミックもないし、
本編シリーズがRPGということもあって、難易度も低く抑えられている配慮も見せる。

攻撃方法が、スライムの柔軟な身体を生かした、伸びて体当たりするというものだが、操作性や爽快感など多くのものを犠牲にしている割に面白さはない。
逆に、この独特なアクションをいかした仕掛けがもっと多く欲しかったところだ。
ジャンプと攻撃ボタンが一緒なので、単純化しすぎた結果、反対に操作をこんがらがることがある。

昼夜の存在意義が不明。夜になると赤しっぽ団に否応なく連れ去られゲームオーバーになってしまうという、時間切れが設定されているのだ。
よーするに、やり込み要素の資材運びに対するゲーム性なのだろうが、それにしたって余計な縛りである。

全体的に非常に丁寧な作りなのだけど、値段の割にボリュームが薄いのも気になる。
5時間程度で終わってしまう。ステージ数も少ないし、これで5800円ってちと高すぎるように思う。
かといってアクションがそんなに楽しいわけでもない。うーん…。どっちかっていうと手抜き臭い。

安ければどうぞ。





[2004/05/16-2005/12/05]
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