悪魔城ドラキュラ黙示録


対応機種ニンテンドウ64
発売日1999/03/11
価格7800円
発売元コナミ

(c)1986 1999 KONAMI / Konami Computer Entertainment Kobe
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64で悪魔城ドラキュラが3Dアクションゲームになって登場。
ゴシックホラーの独特な世界観はそのままに、さらなる迫力と臨場感が襲いかかる。

このシリーズは、非常にストイックな2Dアクションゲームであったが、それは3Dになっても変わらずな作りで、従来作以上に難しい。
2Dでの制作技巧をそのまま3Dアクションに持ち込んだという感じで、その辺のギャップが理不尽さや高難度な印象を不必要に与えてしまっている。

たとえば、がんばれゴエモンでは、64で3Dアクションになっても、大雑把なプレイでもクリア出来るようなバランスであったが、
ドラキュラでは、ギリギリのタイミングでジャンプしなければ届かない足場を飛び移ったり(しがみつくアクションがあるがそれでもギリギリである)、敵の攻撃もいやらしく、シビアに反応しなければ回避出来なかったりと、かなり難しい。
ゴエモンでは、足場の飛びうつりに失敗しても、下に床があったり、ひどくてもダメージトラップが置いてあるぐらいであったが、このゲームでは、ほとんどの局面で一撃死(落下死)になって、セーブポイントからのやり直しとなる。
ただし、セーブポイント自体は、結構頻繁に置いてあるので、そういう面での理不尽さは無い。

ゲーム性は3Dになっても、サイドビューアクションとやってることは変わらない。
ただ、あちこち行ったり来たりして鍵を取ったり、スイッチを切り替えたりする謎かけも若干はある。
基本的には、前へ前へ進んでいくタイプのゲームである。

2人のキャラクターから操作するプレイヤーを選択するが、一人がムチと剣、もう一人がチャクラムと魔法(飛び道具)を使う。このように操作感覚が微妙に異なっている。
キャラによってストーリーやステージ構成も異なってくるようだ。

任天堂「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のZ注目を経験してしまっていると、Z注目が無い上に複数のクリーチャーを相手にシビアなタイミングで戦わされる今作はかなり不条理で、まともに遊べたものではない。
ロックオン出来るボタンもあるものの、押しっぱなし+押している間はスティックの操作がきかないというひどい仕様で、めまぐるしく動き回る敵を視界に捕らえることすらままならない。
特に複数の敵を同時に相手にしなければならない場合の、難しさは半端ではない。
これが、2Dアクションでは、嫌らしい敵配置などでバランスを取っていたのだろうが、一度便利なシステムを知ってしまうと、それなしでバランス調整しようとするのは、無謀にしか見えない。
敵の耐久力も妙に高く、倒すのも面倒である。

カメラモードが、ノーマル、アクション、バトルと3つあるが、アクションは、プレイヤーの後方にカメラを据えようとする視点で、ジャンプアクションのシーンで重宝するが、バトルモードのカメラは、近い敵を画面にうつそうと動くみたいなのだが、イマイチ機能してない気がする。
贅沢を言えば、敵が出ればバトルに、飛び移りのシーンになったらアクションカメラに、オートで切り替えて欲しかったものだ。
ま、アクションシーンの場面では多くが、固定カメラに切り替わるんですが...

悪魔城入る時に跳ね橋が降りてきたり、時計塔が出てきたり、これぞドラキュラと言わんばかりの演出が入っているなど、
3Dになっても悪魔城ドラキュラらしさは、しっかり感じさせる工夫やゲーム内容は素晴らしいものの、システム的に今一歩練り込み不足感は否めない。
難しいのと理不尽なのは紙一重なのである。そこで結論。

無理して3Dにしなくても良かったんじゃ…?(まったくつまらなかったわけでもないだけに残念)





[2008/07/11]
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