悪魔城ドラキュラXクロニクル


対応機種プレイステーションポータブル
発売日2007/11/08
価格4980円
発売元KONAMI

(c)1986 2007 KONAMI / Konami Digital Entertainment
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PCエンジン専用ソフト「悪魔城ドラキュラX 血の輪廻」をリメイク移植。さらにはおまけでオリジナル版に、PS「月下の夜想曲」もつけちまえ!
なんとも大盤振る舞いの作品。

ドラキュラシリーズは人気シリーズのせいか品薄になりやすく、そのなかでも「血の輪廻」と「月下の夜想曲」は高額な値段が付いている作品である(特に前者は)。
そういう事情のため、メーカーが率先して復刻してくれるのはありがたい。
遊ぶために本編であるリメイク版をプレイして隠しアイテムを探し当てないとならないのはどうかと思ったが(そんなに嫌らしい場所にあるわけではないので苦痛ではないだろう)。

リメイク版は、基本的にオリジナルに忠実で、操作性による挙動もほぼ一緒である。
ジャンプ制御の融通が利かなかったり、シビアな当たり判定など、今時のゲームとしては厳しすぎて受けないかと思うが、変に媚びずに硬派なアクションゲームを貫いてくれている点は好感が持てた。

グラフィックが全て3Dのポリゴンにリニューアルされているが、システム的には2Dアクションである。
このビジュアルを生かして、ステージの合間には、3Dの臨場感溢れるデモ画面が挿入されるところがある。が、細かいところを言えば少々テンポが悪い。スキップ出来る点を考慮しても。

マップの描き込みが凄すぎて、地形がやや把握しづらい。敵や背景も同じような色合いで描かれているので、見えづらかったりする。
あとやっぱり、ポリゴンで2Dアクションを制作するのは非常に大変だと感じた。違和感はないように作られているが、やはり個人的にはなじめなかった。

音楽を当時のものに差し替えることが出来たり(人気の高い月下のBGMにも変更可能)、なかなかファンサービスが行き届いている。

基本オリジナルと同じなので、実のところ書くことがあまり無い。
PCエンジン版に思い入れの強い人は、今回のキャラクターデザイナーに違和感を覚えるぐらいか。当時のままだとアクが強すぎるのも善し悪しか。
しかし相変わらずマリアつえー!

ちなみに、昔さんざんプレイしているのを見ているにもかかわらず、真のエンディングを見る条件がわからず惜しいところで挫折した。そこで結論。

オールドファンも新規ファンも納得の作品。





[2007/11/22]
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