ドラゴンスレイヤー英雄伝説


対応機種PCエンジン(SUPER CD-ROM2)
発売日1991/10/25
価格6800円
発売元ハドソン

(c)1989 1990 1991 HUDSON SOFT / Falcom
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日本ファルコムの人気作品「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」のPCエンジン移植版。

奇をてらったゲームシステムを排除し、シンプルな操作性や親切設計さを売りにしたロールプレイングゲーム。

洗練された世界観やストーリー、キャラクタはファルコムお得意の分野とも言えるクオリティで、それだけで十分な魅力を放っている。

特徴としては、全体的にテキストの質が高く、ゲーム展開が軽快でサクサクと小気味良く進み、レベルアップも早いため、気持ちよく遊べるように作られている。
また、戦闘シーンは単調な作業にならないよう工夫が施されており、レベルを十分に上げて装備を整えてから突破するだけでなく、呪文やアイテムをうまく使って攻略する余地があり、自由度の高さも両立しているため、面白く出来上がっている。

ファルコムテイスト全開のシナリオ、人気の出そうな美系キャラクタが揃えば、パソコンゲーム界で話題にならないほうがおかしい内容である。

ややフラグ立てがわかりにくいところがあったり、ゲームのボリューム不足さが気になるところではあるが、それを差し引いても完成度はかなり高い。

PCエンジン版では「イース」シリーズの移植に携わったスタッフが引き続き担当していることもあってか、ツボを抑えた作りになっており、かつ、PCエンジンとしてはプログラムレベルの高いものとなっている。
例を挙げると、ディスクアクセスを全く気にさせない作りを目指していたり、「イース」から引き続き抜擢された米光亮の生音アレンジサウンド。要所要所のイベントシーンでは声優がセリフを喋る等、パソコン版より豪華な作りだ。

また、PSG(内蔵)音源の音質の良さも特筆すべき点だ。どうやって鳴らしているのだろう?というほど質が高い。PCエンジンの内蔵音源といえば貧弱さは否めないが、本作においてはさほど気にさせないクオリティを発揮している(特にドラムの音はどうやって鳴らしているのか気になる所だ)。

このゲームは、右側にパーティメンバーのステータスが常に表示され、左側にフィールドマップなどゲーム画面が表示されている。

PCエンジン版で気になる点は、画面の広いPC版と同じ画面構成を採用しているため、フィールドマップの表示領域の狭さが少々不便さを感じた所だ。
しかし、逆を言えば、PC版と同等の画面構成を違和感なく再現しているということでもあり、凄いこととも言える。

やはり、ファルコムは中途半端なアクションゲームを作るより、ロープレ作ってるほうがいい仕事をする。PCエンジン版に限ってはハドソンの移植作業のクオリティの高さも無視できないほど大きいが。そこで結論。

ファルコムの長所が活かされた作品。





[2013/10/02]
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