対応機種 | スーパーファミコン |
発売日 | 1993/06/04 |
価格 | 9800円 |
発売元 | エポック社 |
大変な話題作となった「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」の続編の、スーパーファミコン移植版。
移植は、前作と同じくエポック社が担当。果たして移植度はどの程度になっているのか。
無難なベタ移植といった形だった前作と比べると、割と大胆にアレンジをかけており、ある種「割り切ったな」と感じられる作りになっている。これには好感触を覚える。
ただ、ウィンドウを半透明にしたせいなのか、キーレスポンスが全体的に悪くて、操作性が今ひとつ良くない。
レスポンスはRPGにおいては重要なウエイトを占めているだけあって、ここは大事にして欲しかったところ。
元々PC版では章の間にはビジュアルシーンが挿入されていたが、ROMであるスーパーファミコンは容量が厳しいので入れることが出来ない。
該当するシーンはドットキャラによるイベントシーンで見せる形にアレンジされている。
ただし、オープニングとエンディングでは簡略化された形ではあるがビジュアルが挿入されている。SFCというハードを考えると、ちょうどいい形に収まっていると言えるだろう。
戦闘画面に背景が付いているとか、もはやそういった程度のアレンジは、些細なことと言える程度に、今回はスーパーファミコン向けRPGとして作られている。
他に気になった点とすれば、状態異常がアイコン表示されるようになったが、これが慣れるまで分かりづらいなといった程度。
細かいことで、しつこいようだけど、SEの音質はもっと良く出来なかったものかなぁ。あの独特の音色が鳴ってやっとファルコムRPGをやっているという感触が出てくるだけに、惜しい。
BGMの方はだいぶ良くなったのだが...。
ゲーム内容そのものには大きな違いはなく、出来うる限り忠実に移植できているようだ。PCエンジンでも移植されており、丁寧な移植ぶりが評価されているが、SFCしか持ってない人はこちらでも十分、問題なく遊べる。
全般レスポンスの悪さが引っかかるが、じゅうぶん移植できている。