対応機種 | スーパーファミコン |
発売日 | 1992/02/14 |
価格 | 9800円 |
発売元 | エポック社 |
日本ファルコムがパソコンで発売し、たちまち話題作に立ち上った「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」。これのスーパーファミコン移植版である。
具体的なゲーム内容については、先んじて移植されたPCエンジン版の方で語っているので、ここでは、スーパーファミコン版の移植度について主に語りたい。
スーパーファミコン初期に発売されたものということを考慮にいれれば、まずはこのようなところであろうか、といった感じで、可もなく不可もなくの移植度である。
先に出たPCエンジン版の移植がかなり本気の作りだったので、そちらを先に見てしまうと、どうしても見劣りしてしまう水準ではあるが、SFCというハードスペックを考えると、このレベルのもので仕方のないところだろう。
ゲーム自体は特段、違いのない忠実な移植で、変なアレンジが入って遊べないとか、そういうことはないので、杞憂になる部分はなく、何の問題はない。
強いて挙げるとすれば、戦闘画面に背景が付いたとかそれぐらいのアレンジはあるのだが、移植に際してアレンジと言うとそれぐらいである。
ただちょっと、言わせてもらうと、エポック社、せっかくメジャーハードに移植するんだから、もっと頑張ろうぜ!!
どうやら、SFCはROMカートリッジなので、OPやEDで流れるビジュアルシーンが簡略化されてしまっているようだ。残念ではあるが、まあ、これはこれでいい感じにまとまっていると思う。
最後に重箱の隅つつきになるが、音質はもうちょっと良く出来なかったものかなと思う。特に効果音。SFCならもっと出来の良いアレンジがかけれそうなものだが。ハード初期の作品に高望みし過ぎか?
そこで結論。
SFCの性能を考えると物足りなさはあるが、十分遊べる移植内容ではある。