対応機種 | ニンテンドーDS |
発売日 | 2007/07/05 |
価格 | 3800円 |
発売元 | スクウェアエニックス |
脳トレブームに端を発する、知育タイトルの一つであるが、ガーデニングに目を付けたタイトルはこれぐらいだろう。
スクウェアエニックスのDS:Styleプロジェクト第一弾のラインナップの一つである。
NHK「趣味の園芸」から資料提供、監修を受けた作品で、育てたい花を登録すると、毎回起動時に週単位でどうすればよいか教えてくれるサポートソフトである。
それ以外にも、園芸辞典として、ガーデニング用語と植物検索があり、ちょっとした情報端末としての機能も持っている。
上画面に写真と下画面にテキストでの解説という画面構成となっていて、割と情報量も豊富だが、正直な話、インターネットか雑誌で見た方が煩わしくなくて楽である。
そもそもゲームとして低価格であり、前述の機能性を加味しても、コストパフォーマンスは悪い。
大体、紙媒体やネットに比べDSは検索性、情報量ともに大幅に劣る。勝ってるとしたら携帯電話ぐらいなものだ。
園芸に関するクイズモードなんかもあり、ゲーム性を出そうという努力は認めるが、そもそも三択で中盤までは間違えても答えを教えてくれるし、問題数が少なすぎてちょっとやってるとすぐに正解出来てしまう。
クリアしていくとエッセイが読めたりするが、労力の割に情報量が少ない。がっかり。
これなら園芸好きな人のブログでも読んでいた方がよほど面白い。
タッチペンを強調したインターフェイスだが、ボタン操作でもほぼ問題なく動作するので、操作性に関しては良くできていると言える。そこで結論。
ゲームをゲーム以外の部分で勝負するのは非常に難しい。