本気で学ぶLECで合格るDS宅地建物取引主任者


対応機種ニンテンドーDS
発売日2009/02/26
価格5800円
発売元スクウェアエニックス

(c)2009 SQUARE ENIX / TAMTAM / TOKYO LEGAL MIND
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いわゆる「宅建」と言われる、取得の難しい難解な資格を取るための支援ソフトである。
魅力的な資格とはいえ、こういった敷居の高いものを製品化しようとはなかなかしたがらないので、貴重なタイトルといえる。

同時発売の「秘書検定」と同様、ガイダンス的なモードはなく、問題を解きながら学習していく実践形式を取っている。回答した時点で、その問題に対する解説が表示される。
前述の「秘書検定」と異なり、専門的な内容になっているため、専門書やガイドブックなしに、いきなりこのゲームだけで挑むのは無謀である。

問題集をただゲームにおさめただけの内容ではあるが、項目一つ一つをクリアしていくことで、選べるメニューが増えていくという、段階的なステップを踏ませるように作っている。
この辺は実にゲーム的で、現在の学習進展度を数値やコメントで指し示すなど、ゲーム側では精一杯やる気を持続させようと言うアプローチが見られる。

インターフェイスにはやはり難がある。問題を見て選択肢を選ぶだけの操作ならば、タッチペンではなく、ボタンで操作させてくれた方が良い。
問題文が文章だけなのは実践的だが、解説まで文章のみで説明されるのは不親切。図を使用することで、わかりやすく解説出来る問題もある。

問題が複雑なので、タッチペンで好きに書き込めるメモモードが用意されている。ここに自分なりの解釈を図解してみたり出来るのだ。こういう配慮は素晴らしいと言える。

東京リーガルマインドが発行している問題集3冊分をDSカード一枚に収録し、Wi-Fi通信によって、法律の変更などによる解答の変更や新問を配信する要素も付けているようだ。

問題の出題をランダムに設定したり、出題される問題に細かく条件を付けて、間違えた問題を集中的に出させたりなど、ゲームでしか出来ない機能も充実している。
毎日学習による○×形式の入門形式の問題から、実践学習によるそれよりさらに踏み込んだ形式、そして本番さながらの実力テストという、豊富なモード選択も評価出来る。

ただ、正直なところ、価格が高いと思う。これは従来型のゲームではないから、それと当てはめた価値観で見るのは間違いであるのだが、
総じて、この手のジャンルは、本格的に作り込まれた従来タイプのゲームソフトより、安くて当たり前というイメージがある。

ゲーム自体のボリュームや、作り込みを考えても釣り合う印象も一方ではあるが、メニューインターフェイスや操作に対する作り込みの甘さ、問題も解説も文章を打ち込んだだけの簡素な作りは、ゲームにも落ち度がある気がする。
しかし、それを除けば、そこそこ優秀な支援ソフトであると言える。専門書などを持っていることや、プレーヤーにやる気があることが前提ではあるが。そこで結論。

貴重な作品ゆえに、もっと練り込みが欲しかった。





[2009/04/08]
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