そもそも前2作が、 毎回同じアニメムービーを分岐させて遊ぶ (要するにただ選択肢を選ぶだけの)ゲーム性の低いものだったのに対し 今回は、まずゲームありきの作りになっている。 エヴァに関連したミニゲームが沢山用意され、 それを条件を満たしてクリアすることによってカードが手に入る。 このカードを集めることによって、エヴァ関連のムービーを見ることが出来るようになっている。 この形式の方が実にゲームである必然性を感じる作りであって、 今までの内容が茶番に見えてしまう。 ミニゲームはどれも、アニメ版を知っている人ならば楽しめるものばかり。 マグマダイバーで火山の下へ上手く潜っていくものとか。 エヴァの雰囲気を上手く出せている。 どのミニゲームも作りが丁寧な印象を受けた(サクラ大戦のミニゲームに近い感じ) ただ残念なのは売り時を逃してしまった点。 巷では、エヴァの劇場版も終わり、 その内容も、「エヴァなんか見てないで現実で頑張りなさい」というような 突き放した物で、それを受けてエヴァブームは驚くほど早く幕を閉じてしまった。 実際、宣伝も力が入っていなくて、値段が4800円と安めなのに あまり売れてなかった(というより出たことすら知られないほど存在感が薄かった) それでも買う人は買ったようだ。 俺の友達も、買って楽しそうに遊んでいたし、俺も見ていて ゲームとしてはこういうスタイルの方が楽しいよなぁと思ったものだ。