対応機種 | Wii |
発売日 | 2009/12/10 |
価格 | 5800円 |
発売元 | スクウェアエニックス |
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 暁の王子」から続く、完全二部作の後編である。
プログラムとか素材関係は全部使い回していて、ストーリーが続きモンってぐらいで、今回ならではの新しい所は見られず、特に書くことは無い。
せめて、ミニゲームを全部入れ替えたり、前作とのデータ連動なんかあっても良いと思うが。
ゲームは、前作の続きで、第8話から始まる。完全に内容を2つに割って出しているので、ゲーム単体の構成など配慮は全くない。
つまり、今作から入る人のことを全く考えていないゲーム構成である。いきなり黒幕を操作させられたりするし、前作のあらすじも全く流れない(公式サイトでは販促の為にダイジェスト映像を配信しているが)。
一応、物語の真に迫る部分を収録しているので、前作に比べ引き締まった展開を見せる。
しかし、前作よりゲームボリュームは落ちた印象を受けた。あからさまに話数稼ぎしてる回とかあるし(短い)。
時間制限を使ったイベントが減って、遊びやすく改良されている点は良い。
ジャケットには、「劇場版レベル」とでかく宣伝しているアニメーションムービーだが、たいしたことはない。
それどころか、圧縮がうまくいってないのか所々ぼやけて表示されている。前のもそうだっけ?
クリア後のおまけがちょっと豪華になったぐらいで、それ以外に違いはない。
おまけが手に入る条件も、ノーミスクリアって言うのも、ただめんどくさいだけだと思う。コンテニュー使って進めることが出来ても、「失敗」エフェクトが出るのは余計モン。
全体的に使い回しが多く、やる気の感じられないゲームだ。予算も制作期間もろくに与えられなかったんだろう。
しかし、この程度の分量で2本に分けて出してボロもうけしようなどと、甘い考えを持った会社だ。せめて定価を1000円下げた4800円だったら買う人がいたんじゃないの?というレベル。
そこで結論。
商品としても駄目。ゲームとしても駄目。