ファイナルファンタジー


対応機種ワンダースワン(カラー専用)
発売日2000/12/09
価格4800円
発売元スクウェア

(c)1987 2000 SQUARE
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Amazonリンク:ファイナルファンタジー

リメイクするぐらいなら新作を作るという制作方針により、いままで一度もリメイクされてこなかった、
ファイナルファンタジーの1作目を、ワンダースワンカラーの発売に合わせてリメイク移植!キラータイトルとして大いに話題になった。

ライバルであるドラゴンクエストは、リメイクの際、操縦性は勿論、細かいゲームバランスに至るまで全面的にリニューアルされているのだが、
「ファイナルファンタジー」では、インターフェイスは刷新するものの、ゲームバランスに関しては当時のものを尊重するということで、手を入れられていない。
そのため、移動速度や戦闘スピードが上がったり、快適な操作性にはなっているが、難易度的には旧態依然とした理不尽さを残す作りであり、敷居は若干高い。
ただ、当時の(ドラゴンクエストにも言えるが)ファミコンソフトと比べれば、クリア出来ないほど手厳しいものではないので、最近のゲームから見て不親切な作りであるが、頑張ればクリア出来る程度の物だ。

「ファイナルファンタジー6」をベースに作り替えており、グラフィックもかなり色鮮やかで綺麗である。
メニュー画面などのインターフェイスも非常に洗練されており、操作性が良い。
特に、ボタン数の多さを利用したアイテム、装備品へのショートカット機能はよく考えられていると感じた。

要所要所の見せ場には、デモシーンを追加するなど、魅せることを重視したファイナルファンタジーらしいアレンジの仕方である。
戦闘でも、ド派手なエフェクト効果で、見違えるほどで、映像面に関してはかなり力を入れている。

インターフェイスが今風になったので、戦闘処理もテンポが良くなり、オリジナル版より格段に遊びやすくなったと言える。
ドラゴンクエストの方は、バランス調整や独自イベント追加といった今風の作り替えに対して賛否両論もあるので、当時のゲーム内容を変えずに残した本作はある意味正解とも言える。そこで結論。

人を選ばず懐かしめる作品。





[2009/05/08]
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