ファイナルファンタジー11 アルタナの神兵


対応機種プレイステーション2(HDD必須)/Xbox360
発売日2007/11/22
価格3980円
発売元スクウェアエニックス

(c)2002-2007 SQUARE ENIX
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サービス開始5年目を迎えたファイナルファンタジー11の拡張データディスクも4作目に入った。

今回は過去のヴァナディールが舞台で、初期エリアに過去へ飛べるワープポイントが追加されている。
最初からどこへでもというわけではなく、一定の場所から飛んでいき、過去のエリアからワープ出来る場所を増やしていくという構図である。

ちなみに個人的にはオープニングムービーの伏線や、裏世界のコンテンツが発表された時点で、いつかはやると思っていたが、とうとう最後の切り札を出したような印象を受けた。
コアなユーザーは深読みが過ぎて(発表以前では)、西の国や南の国などの単純なエリア拡張を予想したかと思うが、なかなかにそこを裏切ってくれる。

今回はスタート地点がある程度同じラインから、3つの国に分散させるルート構成を取ったことで人の集中を緩和出来て、かつ、過去世界というコンセプトから使い回しが容易で作りやすいという一石二鳥の手軽に作れるディスクという、なんとも手抜き感バリバリなゲームである。

システム的な追加は、よほど「アトルガンの秘宝」が気に入っているのか、あれの見た目を変えてちょっといじっただけのような作りで、新鮮さは無い。
今回はカンパニエと呼ばれていて、「アトルガンの秘宝」では、町を防衛する大規模バトルがあったものだが、あれを局地的突発的に起こる形態に変化させている。
これは、拘束時間を軽減する目的で入れたようだが、いまいち仕組みがわかりにくいシステムゆえに、受け入れられない気がする。受け入れられなければ遊ばれない=意味のない要素となる。
やっぱり致命的なのはクエストに関わる一部NPCがカンパニエによっていなくなってしまうことではないかと思う。

「アトルガンの秘宝」は、高レベル向けディスクだけあって、新エリア、新システムの恩恵をなかなか受けづらかったものだが、今回は敷居を下げていて、LVがある程度の人でも、いわゆるプレイヤースキルもそれほど高い物を要求されない作りになっている。
基本的に、スタート地点からゴール地点まで徒歩で到達する必要がある点は、「アトルガンの秘宝」と同じだが、きちんとクエストを攻略すれば、地図が手に入ったり、既存エリアの使い回しの箇所は、現代の地図がそのまま使えたりする。また、視覚遮断魔法を見破る敵が配置されてない点も割と親切だ。

短時間でプレイ出来る目的で作られた「アサルト」にあたる要素「カンパニエops」もあり、戦闘なし、ソロ向けのものも登場し多様なプレイスタイルに対応したようだ。

新ジョブも2つ追加されている。踊り子と学者だ。
なんだかFFシリーズのなかでもイマイチ地味で、魅力に乏しい。
また、立ち回りがマニアックすぎて、異様に遊びにくい(特徴のわかりづらい)ジョブになってしまってると思う。

なんというか、ライトユーザーお断りのような、えらい狭い(その傾向は徐々に強まっていたのだが)ゲームになってしまっているように見える。

PS2版Xbox360版の違いとしては、インストールが早い。単純にCPUの速度もあるが、PS2版の場合、一つのアプリケーションに対して拡張という概念がないため、1からインストールし直すため、長くかかるが、Xbox360版は、拡張部分だけのインストールなので、すぐに終わる。

Xbox360版に限って言えば、メニュー周りのがくがくした処理をいい加減直して欲しかった。PC版の使い回しなのはわかるが、もうちょっと丁寧にフォローして欲しい。

そろそろ次の新作MMORPGにシフトしてもおかしくない時期である。拡張はまだ出る可能性は捨てきれないが、やはり興味はそっちに向いてしまう。
だんだん閉鎖的になるコミュニティなど、日が経つたびに常駐していないと楽しめない作品と感じる。

否定的な意見が多いと思うが、個人的にはボイスチャット対応(専用でもいいぐらいだ)、長時間遊んでいるプレイヤーがかならずしも有利になってしまわないうまいシステムの確立。
再三開発が言っている「一度離れても定期的に戻りたくなってしまうゲーム」を実現して欲しい。
というか、これぐらいやらないと、MMORPG=廃人向きという図式は崩壊しないだろう。崩壊させるぐらいのパワフルなゲームにならないと、再びFF11のような人気コンテンツにはなりえない。

最後の方は、直接関係ない話になってしまったが、この作品はこの調子だともう先細るばかりだろう。
しかし相変わらず拡張レジストレーションコードの認証サーバーへの負荷対策がおざなりなのが呆れる。
そこで結論。

基本的に「アトルガンの秘宝」と一緒。焼き直しディスク。





[2006/11/24]
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