ファイナルファンタジー1・2アドバンス


対応機種ゲームボーイアドバンス
発売日2004/07/29
価格5800円
発売元スクウェアエニックス

(c)1987 1988 2004 SQUARE ENIX
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ファイナルファンタジーの一作目と二作目が、ゲームボーイアドバンスで復刻。
追加要素てんこ盛りで送る決定版。

1と2をセット売りするということで、システム面の摺り合わせや、それ以外にもバランス調整の見直しなど、全体的なてこ入れがなされている。
ただ、1と2でカーソル操作の仕様や処理の挙動に微妙な違いがあり、その辺が妙に気になる。どうも、PS版のプログラムソースを使い回してるくさい。
それに、いくら2作品を一緒にしてるとはいえ、決して豪華な作りとは言えないのだから、値段が高いのも何とかして欲しい。

まぁバランスはだいぶマイルド調整されているようだ。というより、オリジナル版が厳しすぎたとも言える。
しかし、1の方はかなりぬるくしすぎてしまった感があり(たぶんPS版のイージーモードをちょっといじくっただけっぽい)、つまらなくなっている。
2の方はまぁ、そこそこまだ遊べる感じだが、元の作品に比べるとだいぶ難度が落ちている。1なんか特にそうだが、これらのゲームから緊張感を抜いてしまったら何も残らないのだが…。

ドラゴンクエストのリメイク作品とは違って、計算されたバランス設定とは異なり、適当に難易度を下げたような荒っぽさがどーにもクリアしているのではなく、クリアさせてもらってる感じが否めない。
だからか、いまいち本調子で楽しめない。逆にFC当時のゲームを知らない人でも、ちょっと意地悪なRPGってな具合のゲームにしか感じられないように思う。
うーん…。利益上げるために適当に手を抜いたか?

それは目玉とも言える追加要素のエキストラダンジョンに最も表れていて、とにかく作りがいい加減過ぎて、遊ぶ気になれない。
1はだらだらなパラメータバランスのせいで、奥にいる追加ボスがちょっと強いだけってなぐらいで、途中のダンジョンの作りも数日でさらっと仕上げたような雑な感じ。
キャラクタが強すぎるので追加アイテムを集める気にもなれず、金は馬鹿みたいに溜まりすぐにカンストする始末。
歴代FFのボスキャラクターも「ただ出てるだけ」。

2は2で、変わってなかなか歯ごたえのある難易度ではあるのだが、本編で死別したキャラのパラメータや装備品がそのまま使われるためにスタート時から既に差が付いている状態。
しかも、本編より敵が強めなので、普通にやってるとクリアするためにキャラ育成し直さねばならず、非常に厄介。
拠点の町は、丁度ダンジョンの真ん中らへんにあるが、テレポなどで戻れない。因みに回復ポイントはここしかない。不便。
しかし敵は油断してくれないほどの強さで、レベル上げを強いられる。こっちのダンジョンも設定上は別物だけど、マップやザコ敵(ボスも)は完全に本編の使い回しのいわゆるやり込みダンジョンである。
あまりの理不尽さにラスボスまで辿り着いたもののクリアーは挫折。もう、ストーリーを餌にやり込み要素を遊ばせるのはよして欲しい。
せめて、本編のアイテムぐらいは引き継がせて欲しかった。最初、全然キャラが育ってなかった(死別するのが分かっているからわざと育たせなかった)から町にすらたどり着けなかったのだが。

ただ、両方のゲームをクリアーするとサウンドテストが追加されるのは、なかなかファン心理を分かっていると感じた。
そこで結論。

今風のアレンジが加えられているが、古くささは否めないイマイチな移植度。





[2005/11/26]
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