対応機種 | プレイステーションポータブル |
発売日 | 2007/04/19 |
価格 | 3800円 |
発売元 | スクウェアエニックス |
様々なハードに移植されている、ファイナルファンタジーの一作目だが、基本的にはMP制採用+難易度ぬるま湯のゲームボーイアドバンス版を継承し、
PS版のアドバタイズムービー、天野喜孝アートギャラリーも追加収録している。
全体的な仕様を、PSPの性能、液晶精度にあわせて作り直している。…が、正直グラフィックは素直に綺麗になったとは言い難い。
BG(マップ、背景)に比べ、オブジェクト(キャラクタ、敵モンスター、宝箱)が、妙にテカテカしていて、不釣り合い。
素人が市販のソフトを作って描いたかのような、もしかして携帯アプリ版の素材そのまま持ってきた?
エフェクト周りはまあ素直に良くなった(どことなくちゃちさは残っているが)。
レイヤーを積極的に使っており、朝靄や霧の掛かったマップなど、マップに対する演出力を強めているのも見所の一つ。ただ、洞窟のスポットはやりすぎな感が無くもない。
ローディングは、キャッシュを駆使して、待たせないよう努力しているところは見られるが、やはりそれでも若干のもたつきは感じられる。
PSP版のみの要素として、新たな追加ダンジョンが付けられているが、これが相当にマゾチック。ジャケットの裏に売り文句として書くべき代物では無い。
見た目も高けりゃ、値段も高め(GBA版は1、2セットで5800円)。快適性に関しても負けている。
そうとうこだわりを持ったプレイヤー以外は、あまり恩恵はないだろう。
どーしてもPSPで遊びたいならッ!!