対応機種 | プレイステーション |
発売日 | 1999/03/11 |
価格 | 4800円 |
発売元 | スクウェア |
スーパーファミコンで発売された「ファイナルファンタジー6」をプレイステーションに移植したものである。
移植の仕方は、前作「ファイナルファンタジー5」と全く同じだ。
かいつまんでSFC版との違いを書くと。
×ボタン+方向キーでダッシュ移動が出来る、OPとEDにCGムービーが追加されている、クイックセーブ機能が付いている(勿論電源をきるときにはちゃんとメモリーカードにセーブしなければならない)。
以下は、ゲームの再現度について触れる。
BGM、SEは内蔵音源で鳴らしているので、音質に違和感がある(特に効果音についてはちゃんと再現出来なかったのかノイズ混じりだったり音程がおかしいものがある)
マップや戦闘シーン、メニュー画面の切り替えをするたびに、ディスクにデータを読みに行くため、頻繁に短くないロードが入る。
戦闘シーンは、2D画面で派手なスプライト処理がプレイステーションでは厳しかったのか、処理落ちが激しく、レスポンスが重かったり、コマンド実行時に一々エフェクトを読み込むので、そのたびに引っかかり、とにかく操作性がかなり悪い。
しかし、それでも、特殊処理を多用しているFF6を良くここまでプレイステーションで再現できたものである。
今作では、「おまけ」というモードが追加され、ゲームをクリアしたデータがあると全項目を見ることが出来るようになる。
ここでは、CGムービーや、そのムービーの絵コンテ、各キャラクターのCG化イラストなどを見ることが出来る。
他にもプレイデータを細かく収集した「やりこみじいさん」や、全モンスターのパラメーターを参照できたり、各種データ類も非常に充実している。
画面を切り替えるたびに決して短くないディスクアクセスが頻繁に入ったり、キーレスポンスが悪かったり、
せっかくクイックセーブ機能がついていても、いちいちセーブ画面に移動しなければセーブ出来ないなど、快適性に著しく難があり、とてもじゃないが気持ちよく遊べたものではない。
個人的には、CGムービーを入れずにそのぶん値段を下げて欲しかった。そこで結論。
SFC本体を持っている物持ちのいい人はSFC版で遊ぶべし(追加ムービー目当てにわざわざ遊ぶほどのものではない)。