対応機種 | ゲームボーイアドバンス |
発売日 | 2006/11/30 |
価格 | 4800円 |
発売元 | スクウェアエニックス |
追加イベントをひっさげて、ファイナルファンタジー6も遂にGBAへ移植された。
これで、3をのぞきSFCまでのFFがすべてGBAで遊べるようになった。
多重スクロール、拡大縮小機能満載の演出。CD-ROM顔負けのマップチップなど、RPGのくせにスーパーファミコンのギリギリの性能まで使い切った作品を再現出来るものか心配だったが、とりあえず形には出来たようだ。
今回もトーセに外注しているが、さすがに4や5のように海外に孫請けさせて作ることは出来なかったようで、スタッフクレジットに外国人の名前はない(ローカライズ部門は省いて)。
インターフェイスや操作性周りは、先頃出たFF5アドバンスと大きな違いはない。しかし、オブジェクトやエフェクト周りの演出が豪華すぎるので、ときどきスローモーションを起こすことがある。
音楽の再現度はぼちぼち、効果音は初見でも苦しい感じ。GBAの性能を考えると仕方のないことである。
モード7、いわゆる疑似3D機能も使いこなしている作品だが、その場面にはいると処理落ちが顕著で、飛空挺とチョコボなど乗り物の操作が重たく動かしづらいのが気になった。
FF5アドバンスと一緒で、追加ボス(魔石)は、クリア前から戦えるしヒントももらえる。ただ、本編ボスより強めに設定されてるのは残念(使われないでクリアされちゃう)。
追加ダンジョンはクリア後という構造は相変わらず。
メニュー周りの操作で不便を感じることがある(画面サイズが小さいので、情報が収まりきらない)。
それ以外は、ほぼ気持ちよく遊べるので、さしたる支障はない。
戦闘時のヒットポイントの表記をなんとか工夫して全角で表示させたのには感心した。
追加イベント(ストーリー的な追加ではない)のファンサービスや、おまけのサウンドテストなど独自要素も充実しているので、まだやってないのなら敢えてGBA版を選ぶのもあり。
まだ遊んでないならっ!