対応機種 | プレイステーション4(PlayStation Store) |
発売日 | 2015/12/06 |
価格 | 1800円 |
発売元 | スクウェアエニックス |
「ファイナルファンタジー7」をプレイステーション4にベタ移植したもの。
2013年4月に発売されたPC版をベースとした内容となっているが、全く同じというわけではなく細部が異なっている。
ベースとなっている内容は「ファイナルファンタジー7 for PC」(2013年版ではなく1998年に発売されたもの)のようだ。
それを「インターナショナル版」に対応させたものとなっている。
16:9ではなく、ドットバイドットの表示(意味合いがちょっと異なるが)だが、オリジナル版より高い解像度にリマスターされているので見た目は悪くない。
ただ、PC版をベースとしているせいか、オリジナル版と比べると、動作不安定(鳴るはずのBGMが鳴らなかったり、テキストの表示タイミングが若干おかしくなるなど)なところがある。
しかしいずれもプレイに支障をきたすほどではない。
メニュー画面のアイテム欄の表示が2列ではなく1列表示で一覧性に乏しかったり、戦闘中に状態異常の表示がされなくなった、ティファのリミット技のリールの回りが粗いなどがプレイしていて気になったところだ。
2013年にリニューアルされて再発売されたPC版と異なっているところを述べる。
PS4で言うところのトロフィーセット(アチーブメント)の内容が少し変わっているっぽい(ちゃんとプラチナトロフィーもある)
チート機能は引き続き導入されているが、ステータスMAX機能のみなくなっている。エンカウントなしとHP/MP全回復、3倍速の機能はある。
PS4版のリリースに合わせて「ファイナルファンタジー7 リメイク」が正式発表され、その時に流れたティザームービーが収録されている。
オリジナル版と比べると、画像がより鮮明となり、ディスクアクセスもなくなって、画面の切り替わりなどがスムースになり快適にプレイできる。
基本ベタ移植のゲームを今更お金を払ってまでプレイするのはどうかなあとも思うのだが、思い出に浸りたい、まだ未プレイでぜひ遊んでみたかったなど、ある程度最適化されたPS4版を選ぶのもいいかもしれない。
余談だが、スタッフロールを見ると、1998年版の「ファイナルファンタジー7 for PC」をアイドス(トゥームレイダーシリーズの)に外注していることがわかるのだが、その後スクエニがまさかそのアイドスを傘下に置くことになるとは、なんとも言えない運命を感じた。
そこで結論。
丁寧なベタ移植。