ファイナルファンタジークリスタルクロニクル リングオブフェイト


対応機種ニンテンドーDS
発売日2007/08/23
価格4800円
発売元スクウェアエニックス

(c)2007 SQUARE ENIX
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ゲームキューブで発売されたファイナルファンタジークリスタルクロニクルが、3年の歳月を経て、新作がニンテンドーDSで発売。
友達と育てたキャラクターで協力プレイする「みんなで遊べるファイナルファンタジー」の部分は継承され、DSでどう変化したのか見所だ。

元々は、当時の任天堂が掲げた「コネクティビティ」に賛同する形で企画された作品であり、あくまで多人数でのマルチプレイを推奨とする作品で、一人で遊ぶには肩身の狭いゲームだったが、
今作ではそのあたりは「シングルプレイ」モードを搭載することで解決。ストーリーがあてがわれ、一人でもそこそこ遊べるゲームになっている。

最大4人でパーティを組み、ダンジョンを攻略していくさまは、「ディアブロ」やセガ「シャイニングソウル」と同じ形式である。
シングルプレイもあるものの、基本的には作り手としては、多人数プレイをして欲しいようで、一人で遊んでいてもあまり面白くは無い。というか、つまらない。
元々が、協力プレイを前提にゲームデザインされているので、アクションなど一人で遊んでいる限りは、無駄な物や無用な物が目立って見える。なので当然のごとく、バランスも悪く感じられる(シングルプレイにしても)。

前作のリングアクションと比べれば、随分と王道な操作形態に戻っている。
ただ、操作性に関しては、ボタンとタッチペンの両方を活用させられるため、利便性に関しては最悪と言わざるを得ない。
特にシングルプレイについては、4人のパーティを一人で使い分けるデザインになっているので、煩わしさが強く感じられる。

グラフィックはポリゴンで、3Dフィールドになっていて、視点切り替えは不可。立体感を出すために、クオータービューの視点を取っている。
しかしこれが、マップが非常にでこぼこしているために見づらい。どうにかして欲しい。
携帯ゲーム機は、特にDSは画面が小さいので、据え置き機のようにポリゴンを使って臨場感を出そうとすると相当気を遣わなければ不快感を与えてしまう。このゲームはその典型に思う。

アクション要素の強いRPG(いわゆるアクションRPG)だが、良くとらえれば協力プレイ向け、悪くとらえれば、アクションをわかってない人が作ったRPG要素の強いアクションゲーム。
どーにもこの会社はアクションゲームを作るのが苦手なようだ。
たとえば、空中に張り巡らされている綱に対して影を付けないから遠近感がわかりづらかったり、状態異常の行動制限や、攻撃したさいに発生するのけぞりや攻撃モーションなんかが、アクションの観点から見れば、実に低レベルでひどい有様である。

Wi-Fiコネクションに対応しているが、直接マルチプレイには対応しておらず、おでかけモーグリの交換のみとなっている。
技術的に面倒だったという理由の方が大きい気がするが、基本的にネットゲーム的なつながりよりかは、生身でのやりとりをして欲しいとのこと。
ここは、その意志を曲げてでもWi-Fiに対応すべきだった。おそらくネット対応にすれば、話題性が3倍は違ったに違いない。
複数プレイ推奨なのだから、対応させるのが当然!というのが多くのユーザーの意見だろう。

合成ややり込み要素も充実しており、遊ぼうと思えば長く遊ぶことが出来る。装備品によって見た目も変化するように作られてるので、色々試す楽しさもある。
シングルモードは、10時間程度と短いが、イベントボイスありムービーありで、なかなかのボリューム感を得られると思う。
しかし、相変わらずこの会社の作るアクションゲームは好きになれない。

個人的には、今作のはっちゃけたテキストも面白いが、前作の繊細な世界観と独特なゲームシステムが崩壊して、ありふれたアクションRPGになってしまったのが残念。

当然ながら、多人数で遊ぶためには人数分のソフトが必要になる。そこで結論。

敷居の高さは相変わらず。素直にネットゲームやってもいいんじゃ?





[2007/08/30]
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