クリスタルディフェンダーズR2


対応機種Wii(Wii Ware)
発売日2009/02/24
価格1000円
発売元スクウェアエニックス

(c)2009 SQUARE ENIX / MSF / Winds
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タワーディフェンスシミュレーションゲーム、Wii Ware「クリスタルディフェンダーズ」シリーズ2作目。
R1である前作が入門編という位置づけだったのに対し、R2は、中級者向けというレベルで作られている。
が、勿論こっちから遊んでも遊べることは遊べる。

プログラムソースやシステムデザインは、全て前作を踏襲しているので、今回新しく指摘するところはない。
あってないようなストーリーや、ボリュームのなさ(12ステージ+エクストラ1面)は、相変わらず直されていなかった。

ゲームバランスは、敵が複数のところから出てきたり、道が分岐したりと、前作より歯ごたえのある位置に落ち着いている。
それに伴って、パワークリスタルと言う、周辺のユニットの能力を底上げする補助的な要素も登場し、戦略度がアップした。
収録ユニットも一新されているが、汎用的なユニットは、見た目が変わっただけであり、性能は同じである。

今回はクリア出来ない人向けに、オプションで難易度をイージーに変更出来るモードも付け加えられ、配慮が行き届いていると感じた。

今作は、少々タワーディフェンスの基本的な攻略法を身につけていないと、攻略が困難な状況も見受けられた。
しかし、ゲーム後半になると、シーフを活用したギル稼ぎやパワークリスタルの高い効果によって、自由度の高い立ち回りが出来る。
悪く言えば、バランスが壊れる。

突き詰めていくと、この手のゲームは、攻略パターンを探し出す典型的な覚えゲーであり、かつ、性質上、1ステージが長期戦になりがち(そうしないと展開に違いが出しづらい)なのもあって、
あまり取っつきの良くないジャンルである。

だが、大手メーカーがブランド力を使って、作っているだけあって、同ジャンルの中では完成度は高い。
前作の欠点が直されてない(スケジュール的に大幅な仕様変更は出来なかったんだろう)、マンネリ感があるなど、不満点も目立つ。マイナーチェンジ版なのに、少なくとも、これで1000円は高い。
そこで結論。

やってることはほぼ同じ。差別化をはかるなど工夫が欲しかった。





[2009/03/23]
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