桃太郎伝説1→2


対応機種ゲームボーイ(カラー専用)
発売日2001/01/01
価格4300円
発売元ハドソン

(c)2001 HUDSON SOFT
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さくまあきら原作「桃太郎伝説」の一作目と二作目をカップリングしてゲームボーイカラーへ移植。
カードシステムやポイントカードなど、新要素も多数取り入れたリメイク作品となっている。

通常、このタイプのゲームは、1と2をどちらから遊ぶか選べたりするものだが、本作はさくまあきら本人の意向もあって必ず1から遊ぶようになっている。
2は、1作目の3年後という設定上、どうしても譲れなかった部分のようだ。

戦闘画面の背景が描かれていたり、GBカラーの特性を生かして、ウィンドウをブルーにするなど、頑張りは見られるが、実は非常に出来の悪い粗悪品である。
特にプログラミング関係が壊滅的で、本当にGBカラーで作ってるのか!?と怒鳴り散らしたくなるほどひどいものとなっている。
メッセージ表示が遅く、オプションで変更も出来ない。せめて、戦闘の時ぐらい、サクサク表示して欲しい。
一ヶ月前に出たGBC「ドラゴンクエスト3」と同じプラットフォームで作られてるとはとても信じがたい、天と地の差を感じさせる処理のいい加減さに、あきれかえるばかりだ。

おまけに、肝心のゲームバランスもまったくの別物で、テンポの悪いのを配慮したのか知らないが、お金も経験値もザクザク手に入り、ダメージバランスなんか完全に滅茶苦茶。どーなってんだ?って感じだ。
最後まで遊ぶと分かるが、本当に通しでテストプレイしたの?と言いたくなるひどさ。
音楽の打ち込みもやる気ない。セーブは一箇所しか出来ない。カード集めは、終盤安価で購入出来る施設が出てくるので、集める楽しみもない。ただ思いつきで入れただけのポイントカードシステム。
まったく恩恵のないまさに形だけの2移行時のデータコンバートシステム。

スタッフロールを見ると、やはり目にしたことのない会社の外注制作というオチ。救えない。
そこで結論。

桃太郎は既に(桃鉄の)会社経営で忙しく鬼退治どころではないようです。





[2004/05/06-2006/02/15]
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