劇空間プロ野球


リアリティを追求した野球ゲームを出すのってまだ早かったような気がする。
まず目に付いたのが選手のモデリング。
顔が……


似てねぇ〜〜〜!!!

なんかタコみたいな顔したやつとかいるし、こんな人間いねえよ!
顔がひょっとこみたいなんですよ。

笑点やってんじゃありません。

確かに、観客席のグラフィックや球場の芝生といった背景部分はかなり現実に近い描写出来ているんだけど、
まだまだ漫画的な印象は拭えません。

致命的なのはゲーム内容が洗練されていない点。
外野のモーションがぎこちなく、全然現実味がなかったり、
投打シーンでも、タイミングがシビアすぎて辛いものがあった。

結局、映像美を堪能して欲しいようなノリな作りであって、
ウォッチモードはそれなりに見ていてそれっぽく見えて面白いのではあるが、
いま、他社からも遙かにクオリティの高いリアル路線の野球ゲームが出ている中で
このゲームの存在価値というのは無いに等しい。

何より悲しいのは日本テレビの番組を真似て作ったのに
このゲームの発売された翌年から「劇空間プロ野球」を打ち切って
野球中継の番組をリニューアルした点にあるのではないか。

劇空間プロ野球?ハァ?なにそれ?な感じだしなぁ、今は。




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