実は結構好評だった源平シリーズの続編。 前作はアーケード出身だったが、本作はPCエンジンオリジナルとなっている。 このゲームは何処行っても未だに100円ぐらいで投げ売りされている。 おそらく、出荷本数をひと桁は見誤ったと思われる。 前作は、その馬鹿っぷりが俺たちの間で評判になったのだが、 そこら辺は、かなり抑えられていて、真面目なアクションゲームとして作り込まれている。 まず、3種類あったステージをBIGステージのみに絞りきった。 3つあったステージの中でも一番まともなステージ(源平ならではというのが適切か)だったから、 これは良い判断といえる。 難易度は相変わらずシビアで、これも結局エンディングまで行くことはなかったハズ。 真面目に作ったゲームなのだから、面白くなっているはずなのだが 前作の破天荒さが無く、どこか物足りない。 確かに、あの3つのステージを遊ばせる構成は、落ち着きが無くイライラしたもんだが、 無くなったら無くなったで、マンネリになるというか退屈になってしまう。 連続してBIGステージばっかりというのも、どうにも面白くないのである。 それに輪をかけて、前作いた婆さんとかいなくなってるし あの何を喋ってるか分からない上に、あほくさい声も減っている。 必殺旋風剣とか死んだ時の「完」とかはあるんだけど、 バカゲーとしてのなりを潜めた感じが、ノリが悪くなってしまってイマイチ盛り上がらない。 結局、俺らの間では、バカゲーとしてしか価値を見いだされないゲームだったんだろうと思う。