対応機種 | ゲームボーイ |
発売日 | 1993/07/20 |
価格 | 4500円 |
発売元 | コナミ |
発売後口コミで話題となった、ストーリー重視型のロールプレイングゲーム。
シンプルながらゲームシステムは綺麗にまとまっていて、遊びやすく出来上がっている。
ゲームの世界と現実の世界を行き来して謎を解いていくというストーリー構成も、ゲームボーイのためスケールは小さいが、他ではなかなかやってない目を引く設定になっていていい。
全体的に考えられた作りで出来は良いのだが、どの部分を切り取ってみても無難な仕上がりで、突っ込んだ面白さがない。
特に、戦闘シーンが、微妙にテンポが悪いうえに、単調なバランスで退屈で作業的である。バランスの付け方も雑で荒っぽい。
魔封石と武器(キャラクタ)の組み合わせで、異なる必殺技を使えるようになったり、特別な効果を得られるカスタマイズのシステムがあるのだが、使えるようになるのがゲーム中盤。
しかも肝心の魔封石が集まってくるのがゲーム終わり際で、組み合わせを試す暇がなく終わってしまう。これは惜しいと言える。
スペックや容量不足に苦戦してる節が見受けられ、無理してゲームボーイでRPGを作らなくても良かったんじゃ...?と余計なお節介を焼きたくなる。
コナミにしてはBGMが耳に残らなかったのも痛い。そこで結論。
平凡なRPG。