逆転裁判2


対応機種ゲームボーイアドバンス
発売日2002/10/18
価格4800円
発売元カプコン

(c)2002 CAPCOM
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その斬新さが口コミで広がった法廷バトルアドベンチャー「逆転裁判」の続編。

プログラム周りは全部前作の流用で、ストーリーが変わっているだけ(全4話なのも同様)。なのであまり書くことがない。

強いて言えば、推理パートで「サイコ・ロック」という新しいシステムが導入されている。
これは、重要な情報を喋らない人に対して、喋らせるための情報を集めて、その事実を目の前で立証してやり、心のなかの鍵を外していくものだ。裁判パート同様に、選択肢を間違えるとペナルティゲージが減少される(ただしこのパートでゲージをカラにしてもゲームオーバーにはならない)
つまり、ただコマンド総当りで解決できた前作の推理パートに対して、刺激を与えるための新要素である。簡単に書けば、ゲームを進展させるためには、証拠をただ集めるのではなく、それがどういう意味を持つか要所要所で問われるようになった。
これだけでもアドベンチャーゲームが一本作れてしまう内容である。個人的にはサイコ・ロックのおかげで、ゲーム全体の印象がくどくなった気もするが、まあ些細な話だ。

また、細かなことだが、前作の裁判パートではコマンドを間違えられる回数がシンボル表示されていたが、今作はゲージ制になり、選択肢の重要度によってペナルティゲージの減少幅が異なるようになった。

前回が簡単すぎるという意見が多かったのか、今回はテキスト流し読みしているだけだと「困ることがあるかもね」ぐらいの歯ごたえに難易度がアップしている。かといって難しすぎるというわけでもない。ただ、肩慣らし的な第1話から割ときつめな感じがした。2からこのゲームに入るのは辛いと思う。

物語も登場人物も全て前作を引き継いでいて、前作の話も結構遠慮無く出てくるので、やはりこの点から見ても、前作経験者前提の節がある。2の発売日に合わせて1の廉価版を出しているから、やはり1から遊んで欲しいのだろう。というか、1から遊ぶべきだ。

最初にも書いたとおり、ゲームの内容は一作目とほぼ同等で、話は続き物、推理の難易度は上がっている。つまり結論はこれだ。

1で物足りなかった人へ。





[2010/11/07]
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