サウンドノベル・ポータブル かまいたちの夜2 特別篇


対応機種プレイステーションポータブル
発売日2006/05/25
価格4800円
発売元セガ

(c)2002 2006 SEGA / CHUNSOFT / 我孫子武丸 / 田中啓文 / 牧野修 / 東儀秀樹 / パッパラー河合 / 羽毛田丈史
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PS2で発売された「かまいたちの夜2」をPSPに移植。
今夏発売予定の「かまいたちの夜×3」のプロモーション映像も収録されている。

PSPの「街」で、PSクラスのゲームも満足に再現出来ないのに、PS2のゲームなんか移植出来るのかと疑ってかかっていたのだが、意外としっかり出来ている。
音楽はそのままだし、グラフィック的にも問題は無い。演出などにも、おかしな点はなく、再現の苦しい部分なんかは逆にごまかす方の技術にも長けている。

しかしやっぱり、場面転換時のUMDへのディスクアクセスが長く、途中途中で良く引っかかる。
それの弊害か、音と絵がずれて表示されるところも多く、非常に見苦しい。処理落ちも多いし。

ちなみに、今作もPSP「街」と同じサンテックへの外注。たぶん、有能な開発者をこっちの方に回したのだろう。

サウンドテストモードも搭載されており、PSP「街」のときのように、主題歌だけ自由にきけないというけちくさい事はなく、未使用楽曲を含め、全ての音楽を再生する事が出来る。
だけど、まだ見ていないシナリオの名前までここで見れてしまうのはイカン。最初からネタバレ全開ではないかー。

PSP版のために作られた「ちょっとHなかまいたちの夜2」だが、これを目的に買うほどのものではない。再生時間が20分近くになっているが、そんなに長かった覚えはないのだが…。
声優も変わっているしねぇ。この辺り、時代の流れを感じる。

結構過激な文書で知られる本作だが、テキストの削除は無く、一部残虐なカットが差し替えられている程度にとどめられている。
この内容で良くD指定(17歳以上対象。18歳以上対象になると通常の売り場にはおけないし、買う時も身分証の提示など厳しい制限を課せられる)で通せたものだ。

おまけ要素もイマイチで、快適度も落ちているPSP版を敢えて選ぶ意味は薄い。そんなわけで、結論。

どーしても、PSPでやりたいのならッ!(携帯機だからこそ、ラブテスター篇はあった方が面白いと思ったのだが、規制の原因はこれだったのか?)





[2006/05/27]
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