セガの格闘ゲームとして期待して買っては見た物の、どうもイマイチであった。 ファイターズメガミックスのあとに発売されたこともあって、 ポリゴンのモデリングであるとか、映像はこなれてきたのかかなり綺麗になっているのだが 如何せん凄いのはそこだけで、肝心のゲームが動かしていて全然面白くない。 バーチャなどに比べて融通が利かないと言うか、どうも思ったように動かない。 技の数が貧弱なのか動きが似たようなものばかりで、 意識的に模索しないと上手いプレイが出来ないので、俺のような初心者にはちょっと辛い。 バーチャは、ある程度融通の利く動きをするので、活き活きと動くのだが…。 それから、このゲームは2枚組なのだが、 格闘ゲームなのだから絶対に一枚にまとめるべきだった。 うちゲーム部分は一枚に収まっているが、もう一枚はいわゆるレクチャー(トレーニング)モードになっている。 どうも、キャラを親切に喋らせて手取り足取りゲーム内容を教える要素を入れたことによって CD一枚に収まらなかったようなのだが、これは非常に面倒くさい。 それだけではなく、セガの格闘ゲームとして見ると、毛色が違っていて違和感が強い。 いわゆるオープニングムービーはCGではなくアニメであるし、 そういう路線と言うこともあってか、キャラクターもアニメ的である。 見た目でアレはダメだこれはダメだというつもりはないのだが、日本の声優を声に当ててしまっている ことに方向性の違いを感じてしまった。 せっかく同社のFVで、上手い移植内容を構築できていたのに、それをわざわざ崩すのはどうかと思う。