対応機種 | Wii(Wii Ware) |
発売日 | 2009/12/22 |
価格 | 1000円 |
発売元 | スクウェアエニックス |
謎解きアクションアドベンチャー、ロストウィンズの続編である。
順当な続編といった感じで、核となるゲーム内容に違いはなく、ギミックが強化されている程度だ。
本作の目玉は、夏と冬、季節を切り替えて解いていく仕掛けだろう。特定の石碑に触れると、季節が入れ替わり、それに伴って、行ける場所など構造が変化する。
勿論見た目もガラリと変わる。つまりは、夏と冬の2種類のマップを用意しているのだ。
Wii Wareはダウンロードサイズが決められているので、3Dポリゴンを使ったゲームで、データ量が心配になるが、冬の状態じゃないと到達出来ない場所、逆に夏じゃないと行けない場所などを作ることで、うまく容量を収めている。
前作は、やり込み要素やインターフェイスに厳しい批判をした。そのためか、今回はマップを参照出来たり、断片的なストーリーが記されたアイテムを取得することでテキストを読むことが出来て、バックボーンを知ることが出来る要素が追加された。
他にも、登場キャラクターのモデリングや解説を見たり出来るモードが追加された。
前作では、キャッチコピーが誇大広告過ぎたことを反省したのか、本作では抑えめになっている。
シリーズとしてみると、進化しているのだが、どれも既存のゲームで既にやられていることばかりで、新鮮味にかける。
また、翻訳が相変わらずイマイチなのも駄目だ。
しかし、マップを切り替えるコンセプトのゲームで陥りやすい、切り替えが面倒でテンポが悪くなることが無かった点は良い。そこで結論。
順当な続編。凡作。