マリオカートアドバンス


対応機種ゲームボーイアドバンス
発売日2001/07/21
価格4800円
発売元任天堂

(c)1992 2001 Nintendo
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レースゲームでアイテム使って他車を妨害して戦い合うパーティゲームの要素を継ぎ足したことで、新しいジャンルを確立した「マリオカート」のゲームボーイアドバンス版であり、シリーズとしては3作目。
開発は、「ファイアーエムブレム」「パネルでポン」など、任天堂で多数傑作を生み出してきたインテリジェントシステムズ。

ゲームとしては、ハードスペックの関係もあり、スーパーファミコン版がベースでありながら、システム的にはニンテンドウ64の「マリオカート64」をベースとしてる部分もあり、ゲームとしてはそれらの中間に位置する「マリオカート1.5」といったところ。
内容としてはほぼこれで説明がついた気がする。以上。次!!(笑)

目立った新要素は無いものの、無難に作り込まれてて、さすがインテリジェントシステムズ、ド安定の完成度を見せている。

グラフィックは明らかにスーファミ版より綺麗になっていて、特に明確なのがキャラクタのアニメパターンが豊富になっている。キャラクタのサンプリング音源もちゃんと用意されており、ビジュアル面では1作目のスーパーファミコン版より格段に進歩している。
音質がやや弱いが、ゲームボーイアドバンスがスーパーファミコンより高いポテンシャルを持っているというのは、このゲームを触るだけで実感できる。素晴らしい!!

アイテムの出現率とか、それぞれのアイテムの効果が、実にバランスが良く作られていて、心地よい。

コースレイアウトも、非常に練り込まれており、特に意図的なショートカットが、節々に仕込まれており、それらを探したり発見したりするのがなかなかに面白い。

全20コースなのだが、隠し要素として一作目のスーパーファミコン版のコースがまるまる入っているというのも、太っ腹で素晴らしい!
隠しコースも全20コースで、SFC版の5LAPをちゃんと再現しており、他に音楽もわざわざSFC版のものを再現しており、ここまでゴーカだとどっちが本編なのかわからない凄さである。

細かい不満点を言うと、隠し要素を出すのが大変とか、しかもそれをタイムアタックできるようにするのが大変、ゴーストデータが10個しか記録できない、つまり全コース記録できないとか、微々たる程度のもの。
後、フリーランは、一人で延々とコースを走り、研究できるものかと思っていたが、プレイしてみるとグランプリの試しプレイみたいになっていたのは意外。というか、存在意義が謎。

さすが「マリオカート」と言いたくなる完成度の高さで、本当に出来が良い。

迷ったらコレ!安定して楽しめる作品。





[2018/09/14]
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