魔物ハンター妖子 第7の警鐘


対応機種メガドライブ
発売日1991/03/22
価格6500円
発売元メサイヤ

(c)1989 1991 NCS / MUTSUKI&MIYAO
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OVA「魔物ハンター妖子」のゲーム版。
アニメジャンルとしては、いわゆる「戦う美少女モノ」。それのメガドライブ版は横スクロールアクションだ。

この手の組み合わせは、総じて出来が悪いと相場が決まっていて、やはりこのゲームも、そのジンクスを破ることができなかった。

ゲームとしては、至って特徴のない普通のアクションゲームである、が。
プレイヤーの動きがいまいち悪く、操作に癖がある。敵の配置や地形も面白味がない。

Bボタンを押しっぱなしにすると剣バリアを張り、これと剣を駆使して敵を倒していくのだが、剣のリーチが短すぎる。
もう一つの攻撃にバリアを飛ばして攻撃出来るが、これも思ったほど融通がきかず、なにより敵を倒していく爽快感がない。
イマイチな性能のプレイヤーキャラを動かして、イマイチな構成のステージを攻略していくことがいかにつまらないものかは、ゲーマーであればあるほどわかることと思う。

また、変な所で理不尽に難しいところがあり、これもまた苦痛感を増している。
元々体力が低い上に、制限時間も厳し目で、じっくりボス戦を攻略しようとするとタイムオーバーでアウトになってしまう。これは頂けなかった。

こういったキャラものでは、アニメの世界観を描いたストーリーや、アニメキャラクターを再現したデモなどが期待されるが、ステージ間のインターバルで一枚絵が表示されるのみ(このデモ絵のクオリティが高いところだけが救いか)。
ストーリーは無いと思っていい。

原作モノの強みも活かせず、これといった面白味のない出来のイマイチなアクションゲームに成り下がってしまっている。実にもったいない。そこで結論。

良くある出来の悪い版権ゲー。





[2017/02/05]
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