おやこであそぼ ミッフィーのおもちゃばこ


対応機種Wii
発売日2010/03/18
価格5800円
発売元スクウェアエニックス

(c)1953-2010 SQUARE ENIX / h.a.n.d. / Dick Bruna / Mercis
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2〜5歳の幼児を対象とした、ミッフィーを使ったゲームソフト。

全部で25種類のミニゲームと、簡単なお話が12個入っている。
非常に幼い子供向けに作っているので、ミニゲームと言っても、かなり優しい誰でもクリア出来る単純な作りになっている。

親子で遊べるよう、2P(アシスト)プレイが出来るモードが付いていたり、ぬりえや、プレイ時間を設定出来るオプションなど、中々配慮が行き届いている。おそらく企画受けは良かったんだろうと推測。しかし、それが商品としての良さに直結するかは別。

操作インターフェイスはWiiリモコンのみで、わかりやすさを追求している。

しかし、値段の割にゲーム・ボリュームが乏しく、割高感がある。2時間もしないうちに、大体ゲームとしては遊び尽くせてしまう。
プログラム的にも特に面白いことをやっているわけでもなく、手堅い作りだが、ゲームとしての遊びに乏しい。
「ぬりえ」モードをせっかくつけるのなら、ハケで塗りつぶすだけでなく、ペンで線を描けたり、色々遊べるともっと良かった。
DSに塗り絵を移して遊べることを売りにするぐらいなら、自由度を広げる方向で作るべきである。
ぶっちゃけDSにダウンロードさせても、あまりメリットがない。

グラフィックは割と綺麗に出来上がっているが、技術レベルではたいしたことをやってない。つまらない。

メニュー周りが、作れるだけ作って入れましたという感じで洗練されてない感じがするのがマイナス。
ストーリーモードで、全てのストーリーを見ても、特に何も知らされないなどの細かい配慮のなさが気になる。

他に良質な子供向けゲームは溢れているし、敢えてこれを選ぶ意味はない。マリオ、ポケモンとかなり昔から低年齢層向け路線でがっちり固めてきた任天堂にこの手の路線では到底かなわない。そこで結論。

ゲーム界では、ミッフィーよりマリオ。





[2010/04/01]
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