対応機種 | PCエンジン(Huカード) |
発売日 | 1992/12/04 |
価格 | 6500円 |
発売元 | ハドソン |
ゲームボーイで発売された「桃太郎伝説外伝」をPCエンジンでアレンジ移植したもの。
そのまんま持って来たのではなく、ゲームボーイの時はスペック的に諦めていたであろうことを実現するなどしており、グレードアップした内容になっている。
例えば、演出面が強化されたり、夜叉姫伝説では3人パーティだったのが4人パーティまで組めるようになったり、ダンジョンマップがリニューアルしているなどだ。
ゲームバランスも再調整されており、GB版では、補助系の術と特殊効果を持った装備が強力過ぎて、ダルいゲームになっていたが、そこそこ歯応えのある辺りに直されている。
それでもまあ、元がGBのゲームなので、ボリューム的な物足りなさは否めないのだが...。
「桃太郎伝説2」のプログラムを流用して移植していることもあって、操作性やインターフェイス周りは完成されているので文句をつけるところがない。
安く仕上げるためにただ流用したのではなく、視覚的な部分にチューンナップが施されていてパワーアップしている。
戦闘画面に背景が付いて、一部の敵はアニメーションする。ウィンドウに色が付いて、好きな色や模様に変えることが出来るといった部分が今回新しく進化した所だ。
GBの移植作品ということもあって、余裕があったのだろう。
今回PCエンジン版では、第1集なんて題名に付けてシリーズ化を狙っているのを見て、「大丈夫か!?」なんて思ったものだが、案の定続編は出てない。
具体的なゲームの話はゲームボーイ版の方で語っており、ここで改めて触れられることは無い。そこで結論。
GB版を買わなかった人向け。