桃太郎電鉄7


桃鉄は俺の場合、PCエンジンの2から入って、
SFCの3以降、この桃鉄7までしばらくご無沙汰状態だった
まぁ〜、中身たいした変わってるように見えなかったしねぇ。
年取って環境変わって、昔ほど対戦できる環境でもなくなったとか
そういうのもあるんだけど。

で、今回7を触ってみて思ったこと。

かなり変わったなぁ〜!

でも、相変わらず文章のセンスとか、本質的なノリは昔のままで
懐かしさを覚えた。

ただ、中身のゲームバランスやイベント、そういった部分はかなり変わってしまっている。

貧乏神の行動で被る損害や、利益率の調整、
大阪からも飛行機マスが開通してハワイに行きやすくなった点。
一発逆転の要素が増えて、借金状態から抜け出しやすくなった点。

俺が長いこと離れていた間にも、色々な部分でバランス取りがされて変わってしまっていた。

ただ色々なイベントを付け足しただけでなく、
ゲームバランスの観点から相応しくないと思われるものはなくしてしまったり、
変えてしまったりと、
マイナーチェンジだけが取り柄だけあって、その部分の調整は抜かりないものを感じる。

俺が遊んでいた頃の桃鉄は利益率が高めで、高額物件を買うと
それなりの利益が上がって、金が貯まりやすかったが、
そこら辺は、かなりの微調整が入って、
様々な物件を購入し堅実な経営をしなければ
なかなか利益を上げるのが難しくなっているように感じた。
それに合わせるかのように、物件の数も増えて、
物件名称も具体的な記述のものが増えて、面白い。

しかし、7で感じたことで、
時事ネタを積極的に入れていることから
これ、毎年出すって決め込んでいるんで作っているんだろうなぁっていうゲームデザインも感じた。
スリの銀地の変装ネタも、全て時事ネタになっているし。
これって、ゲームが古くなっちゃうと逆に冷めちゃうと思うんだよね。
実際、猿岩石やドロンズのヒッチハイクネタや、銀地のたまごっちネタは
ど〜も、今やると寒くて仕方が無い。

あと、これは誰もが触れることだが、
桃鉄とCDは相性が非常に悪いことを感じた。
特に7はCD-ROMでの一作目という事もあって、インターフェースがとんでもなく悪い。
毎月オートセーブだったのが、一年ごとになってしまい
気軽に辞めることが出来なくなってしまった。
また、月代わりのカレンダー表示をする際に、一々そのグラフィックを読みに行くので
非常にテンポが悪くなった。
それと、細かな部分でのレスポンスの微妙な間なども気になった。
シーク音も五月蠅い方なので余計気になってしまうのだ。

桃鉄7から加わった新要素として挙げられるのが、キングボンビーを超える厄災。
毎回変わるけど7ではギーガボンビーという、キングボンビーの上位的存在。
これは、あまり評判は良くないんだけど、俺としては面白い厄災に感じた。
何故評判が良くないのかというと、全員が同じ被害を被ってしまうからである。
買い占めていた都市物件を無くされてしまったり、持ち金を全て食べられてしまったり、
これらの凶悪な被害が貧乏神に取り憑かれていない人にまで全員に及ぼされてしまうからだ。
ところが、俺としてはこれぐらい被害が大きい方が面白いように思う。
おそらく場がしらけるんだろう。ここまでやられると。
それに、ギーガボンビーを阻止するには条件が厳しく、なかなか阻止することが出来ない。
ギーガボンビーは、キングボンビー状態が一定ターン続くと登場するが、
その間にある駅にいる(いる場所は同じ)人間に止めさせるけど
ここで、対人戦の場合は、一丸となって阻止するわけですよ。
全員が被害を受けるわけだから。
だけど、これがCPU戦の場合は、そこまでルーチンが練られていないから
相変わらず化かし合いが続く。
評判が悪いのは、おそらく一人で遊んでいる場合に出てくる不満だと思うのだが。
ただ、対人戦でも面白いのは4人ぐらい必要に思う。
2人だと、阻止するにもかなり大変である。
やっぱり、ここら辺かな。ギーガボンビーの欠点は。

それから、今回、音楽のクオリティが高い。
特に地上時の音楽はシリーズ随一を誇る。あの2をも超えている。
なにより全編生音なだけあって、とてもにぎやかだ。
ある物件を買うことで遊べるミニゲームもなかなか凝っていて良い。

そういえば、突如挿入される双六ミニゲームはつまらないし、いらないと思う(いつから挿入されたのか分からないが)




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