美少女戦士セーラームーンR


対応機種スーパーファミコン
発売日1993/12/29
価格9800円
発売元バンダイ

(c)1993 BANDAI / 武内直子 / 講談社 / テレビ朝日 / 東映動画
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ハイペースでの発売となる人気アニメ「セーラームーン」のゲーム版、今回はアニメ2期のものを題材としている。
発売はエンジェルから、バンダイ本体に移っている。ちなみにエンジェルは、バンダイグループの企業である。

今回もファイナルファイトを模倣したゲームで、ゲーム内容に大きな違いはない。
前作で指摘した、セーラーヴィーナスだけが使う極端にリーチの長い攻撃武器は廃され、バランス調整がおこなわれている。

各キャラクターの性能が再調整され、攻撃モーションにも変化が見られる。
やや攻撃のリーチが短くなり、爽快感が薄れてしまったように感じた。
また、飛び道具の他に、画面全体の敵にダメージを与える必殺技(回数制限あり)が追加されている。

敵キャラの種類が増えて、特殊攻撃の数も増えている。
ただこのゲーム、前作でもそうだったのだが、ダウン後起きあがり時に無敵時間が皆無なので、一度攻撃を受けると、他の攻撃も受け続け、軽いハマリ状態に陥ってしまうことがある。

今回は新キャラ、ちびうさも使うことが出来る。移動速度が遅く、投げ技が無いなど欠点はあるが、身体が小さいため敵の攻撃を受けにくい特性を持っている。
通常キャラでクリア出来ない人に対する救済キャラだろう。前作では鎖を使うセーラーヴィーナスがその役割を担っていたと言える。

新モードとして、対戦モードが追加されている。「ストリートファイター2」のような本格的2D格闘ではなく、本編のゲームシステムを場当たり的に改良したものである。おまけの範疇を出ていない。

テレビアニメ版のアイキャッチや変身シーンを再現したり、作画レベルが高く、キャラクターゲームとしての完成度は相変わらず高い。
簡単なあらすじがアドバタイズデモに挿入されるのも原作を知らない人に対するささやかな配慮と感じた。

結構褒めているが、基本的に前作と変わらない。そこで結論。

安定した続編。





[2009/05/09]
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