対応機種 | Wii U |
発売日 | 2012/12/08 |
価格 | 5700円 |
発売元 | 任天堂 |
新ハードWii Uでもやっぱり「Newスーパーマリオ」!!
今回はシリーズ初の、本体同時発売タイトルとしてキラータイトルの看板を背負って立たされた!
おおまかな感想は以前書いた3DS「Newスーパーマリオブラザーズ2」Wii「NewスーパーマリオブラザーズWii」と同様で、さすがにもう語ることがない。
よく出来ていて面白いが、シリーズとしては保守的すぎて、“つまらない優等生”といったゲームだ。
ゆえに、シリーズ未経験者がプレイするのなら、楽しめるかもしれないが、何作もこのシリーズを触れてきた人からすれば、同じ事の繰り返しで新鮮味が圧倒的に不足していて退屈である。
色々、小手先を変えてきて目新しさを出そうという工夫はわかる。
新しいギミックだとか、タブレットを使ったバディプレイ、Miiverse(ミーバース)との連動で、他の人のつぶやきが画面に表示されたり投稿できたりといった機能、
「おだいモード」「ブーストモード」等の新モードの数々。
過去作から差別化を図ろうという努力は痛いほど伝わってくるし、任天堂のマリオシリーズらしく、新ハードの新機能を、ゲームのテーマとの違和感を感じさせず、とても高いレベルでさも当たり前のように使ってくるあたりは感心しきりである。
しかし、ゲーム自体はどうなのかという話になってくると、最初に書いたように、それらの試みでマンネリを覆すことはできておらず、かなり厳しいと言わざるをえない。
ここでは苦言を呈しているが、やっている間はなんだかんだ言って楽しんでいたので、そこら辺は「さすがマリオ」と言わせるに値する完成度の高さなのだが、
やはりもう、普通にコースクリア、スターコイン集め、隠しステージ攻略という流れが完全に決まっていて、ステージ構成、スターコイン集めもパターン化してしまって、どこか退屈さを感じてしまっているのも事実だ。
任天堂としては初のHD作品だが、映像の綺麗さを売りにするようなゲームでもないので、そういった面での恩恵もあまり受けることができておらず惜しい(ちなみに画質は720p)。
「マリオ」がすごいところというのは、凄いことも凄くないようにさも当然のように作るってところなので、これまで本体同時発売のロンチタイトルにならなかったのが不思議なぐらいだ。
シリーズ4作目にしてようやく本体と同時発売の大役を任された。
さすがに、同じハードでコースを刷新しただけの続編をすぐ出すような馬鹿な真似だけは任天堂に限ってしないと思うが、ちょっと心配。そこで結論。
良くも悪くもいつもの「Newスーパーマリオ」。