対応機種 | ゲームボーイ |
発売日 | 1990/07/31 |
価格 | 3400円 |
発売元 | タイトー |
業務用で稼働していた同名タイトルをゲームボーイに移植。
同時期にPCエンジンにも移植されており、家庭用としては2発目となる。
題名の通り、ジャンルはパズルゲームである。
サイドビューで構成されたステージに配置されたブロックは、同じ模様のものを隣接すると消える。
このブロックをカーソルでつかんで動かし、上から落とすなどして、全てのブロックを消すとステージクリア。
ただし、アーケード出身ということで、一面に制限時間が課せられていたり、動く床があったりと、アクション性も強い。
しかし、ゲームボーイ版は、これらの要素をバッサリ切り捨てており、純粋にパズルゲームとしての色合いが高まっている。
モード数やステージ収録数も減っているため、イマイチな印象を受けるかもしれないが、逆に芯がよりはっきりしたと言えないだろうか。
純粋にパズルの解法を探す事が目的なので、スコアーの概念も無くしても良かったように思う。
どうも、一定スコアや特定の条件を満たす事で、女の子のグラフィックが表示される関係から来ているようなのだが、パスワードコンテニューを使うと、ほとんど見れないし、
女の子の絵もモノクロだし、当然ながらお色気も抑えられているので、たいした嬉しくないのも正直なところだ。
不満点として2点。パスワードがステージクリアの時にしか見られない事。もう一つが、ブロックの模様が、絵柄と数字の2つから選べるが、絵柄の方は、カラー表示前提の従来型のもので、
白黒のGBでは、判別が難しい。自分は、即座に数字表示に切り替えてプレイした。
とにかくブロックをくっつけて全て消せばクリアという単純明快なシステムなので、取っつきも良いし、難易度もほどよく面白い。
3つ、7つといった奇数配置のブロックがあった場合、最低1回は3つ同時に隣接させて消さなくては駄目なステージもあったりして、マンネリにならない仕掛けにも余念がない。
パスワードも短く覚えやすく、好感が持てる。一見寂しいように思えるが、他機種版より格段に出来が良い。
シンプルながら奥が深い傑作。