対応機種 | プレイステーション |
発売日 | 1999/12/16 |
価格 | 6800円 |
発売元 | スクウェア |
要するに、スクウェア版バイオ。
前作でもその毛色はあったけども、いよいよもってバイオと区別が付かない作りになっている。
スクウェアがバイオハザードを作ったらこんなものになるだろうという想像を地でいく作りとなっている。
操作はラジコン型で、重火器だけでは物足りないから、魔法にレベルをくっつけよう!おまけに武器のカスタマイズも、これでどーだ!ってな意気込みが伝わってきそうだ。
なんというか、とにかくムービーが多い。それ以上に、プリレンダCGの枚数もやたら多い。普通、枚数をごまかすためにこの辺は手を抜いたりするものだが、
このゲームは、良く視点が変わる(=CGが切り替わる)。
バイオハザードに比べると、格段にアクション性が強く、難易度が高い。
アクション性を強めるなら、ラジコン操作はやめてもらいたかった。相性が非常に悪い。
あと、弾が無限に手にはいるのなら、いちいち補給に行かせるようにせず、最初から無制限にしておくべきだ。残りの弾数を気にしていちいち補給場所まで戻るのは面倒。
ファンタジーもののゲームを多く制作しているからか、設定が同系統のほかのゲームに比べ、ガキくさい。
台詞とか、デザインとか、雰囲気的なものから、映画っぽさよりも、どっかのテレビアニメみたいなノリに見える。
イベントシーンでは、相変わらず喋らず字幕のみである。
どうも、この会社、キャラを喋らせると、プレイヤーの想像力を奪ってしまうという変な価値観を持っているらしく、絶対に声を当てようとしない。
しかし、どちらかというと、手を抜いているように見える。バイオなどやってると「何で喋らないの?」って言いたくなるほど違和感がある。
リアルタイムのモデリングももっとがんばれなかったのだろうか?お世辞にも綺麗とは言えない。
操作性やメニュー周りもごちゃごちゃしていまいち良くないし、キャラクタのモーションももうちょっと「らしく」出来なかっただろうか。他社製品に比べると明らかに負けている。
導入部で、キャラの座標を計算してムービーが動く(上へ行くと進んで、下へ戻ると巻き戻る)なかなか面白いことをやっているのだが、実はこれをやりたかっただけなんじゃ?と茶化したくなる。
この内容ならば、はっきり言える。
バイオのバチモン。