オリジナルのGB版を全て持っているのに、敢えてPS版の移植版を買ったのには理由がある。 DQMは確かに面白い。 しかし、GBの性能が足を引っ張っており、快適なプレイが出来なかったのだ。 これは、ポケモンにも言えることだが、やはり携帯機。 据え置き機の快適さには劣る部分が出てきてしまう。 ロードがその分無いけどね。 DQMの場合はこうだ。 とにかく歩行速度が遅い。特に1。 正直言って眠くなってくる。 それと、メニュー画面を開いてステータスを見る際、 画面が小さいため、一々ページを切り替えないと全ての情報を見ることが出来ない。 ちまちまキャラを強化して遊ぶこのゲームで、これらの細かいことはかなり重要で やりこめばやりこむほど気になってくる。 1も2もそんなわけで、図鑑を埋めるまで遊び込んでおらず、消化不良のまま PS版の発売日を迎えたわけ。 PSなら、サクサク遊べると思い買っては見たものの… 事前情報から知っていたことだが、やはり突貫工事で移植しただけあって、それまでの出来なんだよなぁ。 音楽とかグラフィックとか、あまりに貧弱すぎないか? なんていうか、そのままPS版にローカライズしたような、こだわりのない作り。 音楽も、DQの荘厳な感じはなくて、PSデフォルトの内蔵音源で打ち込みましたみたいな安っぽい音。 あと、なんで、ウィンドウを黒にしなかったんだろう?全然ドラクエっぽくないよ。 戦闘画面もなんだか気が抜けるぐらい酷いんだが(せめて本流DQの効果音を使い回せなかったのだろうか) しかし、HPゲージが表示されるようになったり、安っぽさの中にも爽快感を感じる音や、小気味よいテンポ が、それらを救ってくれている。 2で鍵の所持数の制限が撤廃されて全ての鍵を持てるようになったのは良いな。 だが、図鑑の解説部分が1も2も共通なのが萎えた。 というのは、世界が違うだけでやってることがほぼ同じなわけですよ。これじゃあ。 せめて図鑑の解説文ぐらいオリジナルを踏襲してくれよ。 ただ、これからモンスターズやろうっていう人には、間違いなくPS版を勧める。 やっぱり背に腹は代えられないっていうか、GBよりはサクサク遊べるからストレスが貯まらないし。 安っぽいのは我慢せねばなるまいがな。